CD
Amalthea / Decisions Should Be A Desert, Bright And Clear
(ape must not kill ape)
¥1400
sold out



ape must not kill apeからこちらもスウェーデンのバンド、Amaltheaの1stフルです。以前の作品よりも広がりのある音作り、壮大で美しい世界観を身に付けてのこのフルアルバム。ポストロックっぽい匂いがグッと強まってます。個人的に、その音の遍歴や今作の楽曲などには同レーベルからも作品を出していたFuneral Dinerを彷彿とさせられました。悲しくも、どこか希望の光が見えるようなメロディーがどツボです。8曲入り。
Amber Daybreak / Sentinels
(dancing on shark records / quiet still dead records / shitpiece records)
¥1500



ベルギーのバンド、amber daybreakのアルバム入荷。うーん、kidcrash大好きなのがビンビン伝わってくる音です。あとsuis la luneとかも。今そんなバンドって結構いるみたいだけど、その中でもこのバンドは完成度が頭一つ抜きんでてますな。美麗なツインギターの絡み、テクニカル且つタイトで締めるところは締めるドラム、静と動のバランスの良い展開などなど、kidcrash好きには間違いなくオススメできます。あとニュアンス的にはloma prietaの「Last City」ってアルバムにも近いものを感じたかな?うん、曲は相当カッコイイし本当にすごく良いアルバムだと思う…んだが、まだフォロワーの域を出ていけてないかも。個人的には、良くも悪くも次の作品を作ったとして、それがどうなるかって感じです。つかまずはライブ見てみたいけどね…。ともかくamber daybreak、メンバーもやたら良い人だったし、応援してまっす。突き抜けておくれ!
全8曲収録。
Armchairpolitician / Seven Segment Decoder
(ghost city recorings)
¥2000



ドイツからの入荷、Armchairpoliticianのフル入荷。アー…ム…?チェアー…ポリティシャン?でいいのか?例の如く正しい読みが分かりませんな。ちょいと試しに入荷してみたんですが、これまた捉えずらい音なこと!at the drive-inとかthe mars voltaとかに影響受けてることは確実なんだろうけど…なんだろ、そこにJR Ewingとかもちょいとブレンドしてみたりして…the mars voltaの一番新しい奴をけだるくしたような感じ、ってのは近いかも。そう、そこにメランコリックなドリーミーサウンドが乗ってる感じよ。うん。曲もいいんだけど、正直あと一つ二つ何かスパイスが欲しかったかも、って印象。何かが非常に「惜しい」って感じ。あとアルバム通して13曲70分という大作なんだけど、ちょいと途中でダレちゃう感があったなあ。俺はね。
そんなこんな色々書いたけどセンスはあると思うんですよ。6曲目や10曲目は単体で見ればかなりの良曲だと思うし、時折見せる静パートの見せ方なんかも凄く好き。次の音源とかが5曲入りepだったりするとじっくり聴けるんじゃあないかな、なんて思いましたぜ。まあしょせん、こんなうんこレビューは俺の嗜好性8割でしか書いてないんですよ。「ここに書いてあったからこれはうんこだ!」なんて思っちゃわないでくださいな。このレビューのことだけじゃなく、何事も自分で見て、聞いて、考えて、それに基づいた判断こそが素敵ですぜ!大多数の列とか権威に続くのは楽だけど、でも己を信じた方が楽しいよー。多分。あ、バッチ大量に送ってくれたんでご購入者優先に配布中よ!
13曲収録。
Atari / st
(self)
¥300



いきなりで悪いけど、ここのドラムの中村君a.k.a2号氏は同じ市内に住んでいることもあって、二人で飲みに行ったり、ラーメン食いに行ったり、ライブ見に行っては送ってもらったり、送ったり、アニメにゲームにエロトークは弾むし(アニメ、ゲームともに修行します)、もちろん音楽トークも盛り上がるわ、そんで時には真面目トークしてみたり、すごく仲良くさせてもらってまして、そんでこいつがアホみたいに良い奴。いやいや、並みの良い奴じゃないから。多分俺の人生で出会った中でトップ3に余裕で食い込む程の良い奴。彼を知ってる人がいるのなら、それは周りからの愛されっぷりを見れば分かるやね。そんな彼のやってるバンドの、ついに出た音源を紹介出来るってんだからそりゃあテンションもあがりますわね、てことで。
主に埼玉県熊谷市を拠点に活動する、gauge means nothing、the assistant、anomieなんかに主に影響を受けたと公言するatariの音源を入荷。メンバー全員が絶叫、メロなど様々なタイプのボーカルもを取る形で女性キーボーディストも在籍、まさにgauge means nothingの忘れ形見といえなくもないスタイルで、前述バンドの影響を感じさせつつも、それだけでは収まらない個性をビシビシ感じさせてくれます。なんだろ、正直gauge~にもassistantにも、影響は感じるけどそんなに似てるとは感じないよね。本当にやりたいことをぶちまけたらこんなんなりました、みたいな唯一無二エモーショナル感。激しくもどこか優しくぶきっちょにも感じ取れる演奏に歌、日本人的でありながらも個性的なメロディー感良好です。メンバー全員の人柄もすげえ出ててそこも好印象。近所のおばさんまで協力してのミシン縫いで作られた布ジャケもそんなんを表してるっしょ。んで、これまたライブがいいんだから。メンバー全員が本当にそのとき演奏してることを心から楽しんでるのが凄く伝わってきてね。当たり前のことなのかもしれんけど、俺、こんなにそれをビシビシ感じるバンド他に知らん。もし彼らのライブを見て何かしら感じるところがあったりしたら是非直接伝えてあげてください。凄く喜ぶと思います。全5曲入り。ちなみにシルクスクリーンはうちでラブプラスの動画見ながらエロトークしつつやりました。
Aussitot Mort / st
(level plane)
¥1000
sold out



Level PlaneからAussitot Mortの6曲入りCD入荷。Level Plane以外にもいくつかのレーベルが共同してのリリースのこのCD、level planeから出てるデモ12''の4曲とbalboaとのスプリットに入ってる1曲、それと未発表だった新曲を1曲をそれぞれを詰め込んでおります。Amanda Woodward、Apollo Programのメンバーが在籍ということでその両バンドに近い雰囲気を醸し出していてるのでそれぞれ好きな方にはオススメ。両バンドよりも音の広がりは増したかな?個人的には5曲目(balboaとのスプリットの曲でもある)「Dur Comme La Banalite」がヤバすぎ。
Birth / mistake of pain and three pieces of compulsory education
(self)
¥500



こちらも6月20日のlifetime projectとricoltの共同企画のときに多少無理を言って入荷させてもらったわけですが、都内や山梨を中心に活動しているBirthの新CDです。そんなこんなで地元でもかなり積極的に考え、行動し、自分らを表現しているBirthですが、個人的に前作「iro EP」では、どちらかというとkiwirollなんかから派生したような歌もの主体のイメージの方が強かったけど「カショクギミ」「キョショクギミ」等の曲ではモロに激な解釈アリアリで、懐の深さも含めて面白いバンドだな、という印象を受けていました。今回のCDでは後者の激!感バリッバリを前面に出した良曲を披露。ボーカルや展開もテンションブチギレでマジかっこいいよ。特に3曲目の「キスウ」は静かなイントロから破裂するように激パートに流れこみテンションマックス、そして壮大で悲痛すぎるラストまで、全部含めて超名曲。基本激しめな楽曲群なんだけど、全体を包み込むような繊細で物悲しい空気感も胸を打つわけですよ。11月にはtokyo jupiterからもリリースしているthe caution children、the black heart rebellionなんかとツアーもするようだし、今後の動きにも目が離せませんな。
まあね、つまらない噂や価値観なんかだけで判断しきってるつもりになってると、どんどん大切なことや素晴らしいこと、面白いことがこぼれていってあっという間に死んじゃうよー。誠実な3曲入ーりー。
Celeste / Nihiliste(S)
(sons of vesta)
¥1400



んんんんんんーーーー!!!キタよーーーー!!キタ!!!sons of vestaからCelesteの2ndを入荷したんだけど、これキタ!!ヤバい!!大好物ですな。まず言っちゃうとですね、ワタクシはこのバンドの1stは、もっと言うとある意味前身バンドともいえるMihai Edrishも、あんまりハマらなかったのです。なーんか、ね。だからこのNihiliste(S)にもそこまで期待してたわけじゃなかったんだけ…やられましたわ。もうドロドロ。闇過ぎる!!今までのレビュー読んでくれた人なら分かるかもしれんですが、そう、俺はこんなの大好きなのですよ。もう早いパートほとんど無し。ブラストとかあるけどおっそーいブラストね。んで派手な転調とかもそんな無し。マジでどうしたの?なんかあったの?て心配になるくらいの変わりっぷり。いやあああ、黒い!悪い!!極悪!!!世界観的にはNeurosisとか、、ああとCatharsisとかも近いもんがあるんじゃないかな?前作のPessimiste(S)ときて今作Nihiliste(S)とくるわけで、何か哲学的内容もあるんだろうけどフランス語の歌詞がビタイチ読めん!あー歌詞も知りたひ…マジで音にブッ殺される10曲収録。ジャケも素敵。
Celeste / Pessimiste(s)
(denovali)
¥2000



今年4~5月に来日ツアーも果たしたceleste。その1stアルバムをヘブン伝いで入荷です。このバンドは上記の2ndからクソ重ドゥームブラックメタル調のスタイルに変貌し、まさに金太郎飴的などこを切ってもcelesteです、ってなサウンドワークを確立していますが、この1stだけはちょいと別。前身バンドと言えるかどうかはアレですが、mihai edrichから引き継がれた美麗激情調も色濃く残って、且つ後のcelesteにも繋がる深い暗黒サウンドも垣間見えるっつー、まさに過渡期的な作品。ほんと今聴くと後期mihai edrichと現在のcelesteの中間みたいな感じ。個人的に、昔は断然2nd以降のスタイル支持!だったんですが、今聴くと大分違った味わいでいいっすね。完成度高ぇわこれ。来日ツアーでceleste知ってハマった!なんて人にも是非聴き比べしていただきたい。暗黒美麗5曲収録。
Crestfallen / st
(robotic empire)
¥800



Robotic Empireからpg99のメンバーも擁するヴァージニアのバンド、CrestfallenのセルフタイトルCD入荷。新譜ではないんですけどね。昔、某STMでもうほんとジャンルとか関係なく様々な音源を漁っては漁り、漁っては漁っていたような時期、確実に俺の音楽的趣向に影響を与えたバンドなんですよ。当時は「より激しいものを!より荒いものを!より凶暴なものを!より凶悪な音楽を!くれえええええええええ!!」みたなアレで。いやあ、ガツンと、ね。きた、よね。
1stはメタリック要素強めだったりしたたんだけど(そっちも最高。良ければ探してみて)今作はもっと、いい意味でシンプルに。3曲目の「Rogue Rodeo」のブっ放し具合とか、6秒で全てを放出する4曲目の「Sucker Punks Fuck Off」とか、俺に与えた影響は計り知れないです。pg99の爆発力とconvergeの狂気を足したような。俺が好きじゃないわけないっしょ?みたいな。ね!知るかよ、ていう、ね。
全7曲収録。内2曲はカバー曲。マイナースレットのカバー最高。
Desperado / Thugs
(dead letter records)
¥1200
sold out



Dead Letter Recordsからノルウェーのカオティックバンド、DesperadoのCDです。同郷のJR Ewingにダークな側面をプラスしてかっ飛ばしたり、怪しく漂ったり。ロッキンでノリノリなのに全体的に不穏なコード多様してて、もう踊り狂いながら堕ちていけるような良さがあります。とりあえずノルウェーもの大好き!な人からHaramやMalady、さらにはPlanes Mistaken For Starsなんか好きな人にもいけるでしょう。全11曲収録。
Dialekt / Yell at This Mademoiselle
(self)
¥1200



フランスはパリから、Dialektのepです。影響を受けたバンドとしてAt the Drive-inやJR Ewing、Hot Cross、1000 Travels of Jawaharlalなどをあげており、音の方もそれらのバンド掛け合わせてから、さらに薄く(ここがミソ)したようなエモパンクな楽曲が詰まっております。軽快なビートに乗るメロディーがかなり良く、センスを感じさせてくれますよ。枯れ枯れなギターのアルペジオなんかにもかなりグッときますねえ。イメージ的には、フランスというよりイタリアのバンドっぽいなあ、なんて勝手に思ったり。まだまだこれからのバンドということもあり、正直「惜しいなあ!」と思うポイントもあるのですが、それを覆らせるだけのセンスを感じます。ということで今後も注目したいバンドの一つ。上記バンドの他にもDrive Like Jehu好きなんかは必聴でしょう。4曲入り。
Dispensing Of False Halos / With Prayers And A Scalpel
(init records)
¥500



アイオワにて2001~2004年の間に活動していた(多分)Dispensing Of False Halosの音源入荷。このCDは結構初期のものなのかな?編集版とかも出てるけど今回はこれを入荷っす。音については、静と動をいい具合に行き来する乾いた激情感が良いですよー。静なパートでのアルペジオなんかは、綺麗なんだけどどこか不安感を募らせるような拙さとかがあって、そこからドロっとした動パートに入ってく様なんか王道ながらもテンション上がってしまいますね、マジで。いや、ほんとこのバンドの静パートの見せ方は秀逸。大好きなんす。ニュースクール的な要素もほんの少~し感じるけど、メタリックさはそこまで感じないからメタルメタルしたのが苦手な人も安心。Anasarca、Saetia、Love Lost But Not Forgottenとか好きなら間違いないです。ドル安の影響もあってか、かなり安く設定できたと思うんだけど、シングルじゃなくてアルバムっすよ。9曲+ボーナストラック入り。
Do Androids Dream Of Electric Sheep? / Snapshot Lamento
(winged skull records)
¥1400
sold out



ルクセンブルクからDo Androids Dream Of Electric Sheep?のCDを入荷。このバンド名はアメリカのSF小説家、フィリップ・K・ディック著「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」の英訳(というか英語の方が先か)ですね。映画の「ブレードランナー」の原作らしいですよ。まあ、色々言いつつ読んだことも映画見たこともないのですが。これをきっかけに今度読んでみようかな。それで肝心の音源の方ですが、んまーこれがガチでかっこいいことかっこいいこと!早くも今年の個人的top10にぐいぐい食い込んでくるであろうこと必至ですね、ンモーこれ良すぎ!基本、JR EwingからKaospilot、Snoras、Rumble in Rhodosなんかに特有の北欧系のノリを基調に突っ走る感じ。そこに絶叫乗るわ、歌メロ乗せるわ(歌メロっつってもハードコア特有な感じね)、ヅカヅカ2ビートや軽いブラストでブチかますわ、と思ったら叙情的な静パートに突入するわ、んでもそんなのが凄くレベル高くビシッとまとまってるわ、とにかく凄い。シリアスになりすぎもしないところなんかでも言うとSons of Saturnなんかかなり近い雰囲気かな?そしてそして、ノルウェーものメロディーって何かやっぱり日本人の琴線に触れるような部分が多々あるような気がしてて、これはノルウェーものじゃないんだけども、そんな感触も強く感じました。というかもうほんとどストライク。ちょっとこのバンド、まだまだ若手なのかな?分からないけど、今後もっともっと凄いことになるんじゃないでしょうか?とにかく、ほんとオススメ。上記以外にもMajority Rule、Kodan Armada、Violent Breakfast、Hot Snakes…あーもうメンドイ!こんなの意味ない!だってこれ、絶対皆好きだもん。言いすぎ?全12曲。(テープも入荷しました。そっちはtapeのページにて。こっちは…もっとスゴイ。)
Document Not Found / 1st demo
(self)
¥100
sold out



主に都内で活動するDocument Not FoundのデモCDRです。2本のギターが怪しく絡み、不穏なベースラインがうねるうねる。肌がヒリヒリしてきそうなくらい緊張感溢れるリズム隊に、The Sunっぽさもある個性的なボーカルが光る逸品。空気的にはThere is a light that never goes out、The Sun、Black Film Dance、Forget Me Not、Dip Legなんかに通ずる良さがあります。何度かライブを見たのですが、見るたびに切れ味が鋭くなっていってるんですよね…ひりつき度が半端ナイ。贔屓とか抜きで、新人とは思えないくらい良いんですよ。デモ1曲目の最後のパートとか、ライブでやられるとその爆発力で俺の鳥肌が爆発しそう。これはちょっと、今後凄いことになるバンドなんじゃないかと思います、要注目。全2曲。
Dominic / Running With Scissors
(dead letter records)
¥800
sold out



話題沸騰のノルウェー激情バンド、Dominicのep。こちらも同郷のJR Ewingに触発されたかのようなとんがった激エモーティブなノリを見せてくれます。結構ストレートに展開していきますが、そこに熱唱系エモーショナルボーカルと変拍子が絶妙のタイミングで絡んでくるような感じ。個人的にはこの後に出たself titleのアルバムの方が洗練されていて好きなのですが、きっとこの時だからだせたんだろうなあ、みたいな熱さがあって良いですね。そういう意味では、何か初期の頃のyageを聴いているような感触もありました。5曲入り。
Dominic / st
(dead letter records)
¥1200
sold out



こちらがRunning With Scissorsの後に出たフル。前作で見せた熱さもそのままに、洗練された深みのある楽曲を聴かせてくれます。何と言っても、涙腺直撃の哀愁メロディー、良すぎです。何だってノルウェーのバンドはこんなにメロディーセンス抜群なんでしょうかね?同じノルウェーのSnorasやAngora Static、The Birds Are Spiesなどからmid90'sもの、さらには中期Engine Downから後期Yageなんかが好きな人など、多くの人にアピールできる名盤ではないでしょうか。特にLevel Planeから出てたYageの7''大好きな方は必聴!!なんじゃないかと勝手に思ってます。10曲入り。
Einna / Les Angoisses D'arcadie
(swarm of nails)
¥1000



去年の年末から今年年始にかけて行われたHeaven In Her Arms主催、Aussitot Mortジャパンツアーが素晴らしくてね。3、4回見ようくらいに思ってたんだけど、Aussitot Mort自体のライブは一度しか見ることができなくて。それでも、ただただ単純に、そのライブは衝撃だったし、楽しかった。正直にいえば、新譜でのAussitot Mortみたいなのは、よっっっぽどの何かないと好きじゃなかったんだよね。いわゆるHydra Headから出てそうなのとか、なんというかスラッジーだったりストーナー的だったり、まあダウンテンポで長尺なやつ?ね。だったんだけど、Aussitot Mortのライブを見て、いかにそれが生きている音楽だということか、見せ方だとか、魅せ方だとか、音造りだったり、シンプルなフレーズの聴かせ方だったり、生かせ方だったり、聴き方だったり、楽しみ方だったり…etc、etc。めちゃくちゃ見えたし、教えてもらった、本当に素晴らしいライブだった。ていうね。そんなわけで、それからそんなバンドの、もともと持ってる音源聴きに聴きなおして初期IsisだったりCult of LunaだったりPelicanやら初期JesuやらMouth of The Architectやら…の凄まじさを再確認してた昨今です。
そんな流れから素晴らしい、ほんとに良いバンドの音源入荷。フランスのEinna。上記に挙げたようなバンドが持つ「良さ」を搭載、そこにDaitroやAussitot Mort、Le pre ou je suis mortなんかにあるフランス的な叙情感が乗り、さらにNeurosisやBreachなんかに代表されるダークな世界観でパッケージングしたような音世界。こういうバンドではほんと久々に「ガツン!!!!!」ときました。個人的に4曲目の「Il Ne Reste Que Des Epines」は今年(いや、まだ早いけど)トップ5に入る程の名曲。

是非!

是非!!!!!

色んな人に聴いてほしい作品です。届け!この想い!!
全5曲入り。
Emanon / Behind The Walls Of Melody
(old skool kids)
¥800
sold out



Old Skool Kidsからラトビアのバンド、Emanonのフルです。東欧ものってのも結構珍しい感じですね。今まであまり知らなかった国のものを聴くのは否が応でもワクワクしてしまいます。音はFinger PrintやAnomieなんかにあるユーロ風のノリにCircle Takes The Squareのようなコードを乗せて突っ走る感じ。個人的には正直まだまだな感はあるけど、今熱くなってきてる東南アジアものに通じるようながむしゃらさがかなり良かったです。こんな風に今までのものを吸収しつつ、色んな場所で、その場所特有ながらも新しい「何か」が育っている様子を感じ取れる音源って大好き。今後どうなっていくのかがとても楽しみなバンドですね。11曲収録。
Endless Inertia / oktjabre/November
(sons of vesta)
¥1400



Sons of VestaからEndless Inertiaのフルです。これも初めて聴いたときは「うっわ、変なの!!」ってなもんでした。微妙なサステインの奇妙ギターがピロリピロリ弾く単音リフや、文字通り搾り出しちゃってるボーカル…個性ありすぎ!それで疾走されちゃうんだから、もうたまらんです。同じイタリアのLa Quieteにも通ずるような、ある種のポップさを上手に料理した楽曲もかなりいいですよ。La Quieteの最新7''好きな人はまず間違いないでしょう。個人的には結構な変態スルメ系の、異常なほどにクセになる良盤。9曲入りです。
Flim / Pola Music
(powershovel audio)
¥1500
sold out



ドイツのEnrico Wuttkeが奏でる一人フォークトロニカことFlimの5枚目のアルバム。このアルバムは彼の他の作品とはまた異質で、なんとは無しに鳴らされた、まるで風景写真のような楽曲郡が並びます。曲のタイトルもPicture 1、Picture 2…といった具合。Powershovel Audioの藤本 雄一郎という方とエンリコ氏(flimね)が2年以上の間やり取りをしつつ、まるでビデオレターのようにお互いの日常を「音」にして送りあっていたそうで、それを纏めたのがこのCDというわけです。ということで、この作品には暖かい「日常」が詰まっています。エンリコ氏がお子さんと会話をしたり遊んでいる音、犬が吼える声、鳥が鳴く声などをバックに優しく響くエレピやギター。何気ない生活の暖かさを感じさせてくれる、なんとも素敵な作品です。全17曲収録。(こちらにこの作品の特設ページがあります。日本語でのエンリコ氏への簡単なインタビューや本人による曲解説(というよりは最早録音時の状況の説明?)、試聴なども有ります。是非エンリコ氏の暖かい人柄に触れてみてください。)
Flim / Ohne Titel 1916
(plinkity plonk record)
¥1500



で、こちらが6枚目。他の作品に比べると断然音数が少なくなっていて、ピアノやオルガンなど、それと少々の電子音を使用し、楽曲自体がかなりシンプルで音数少なめ、アンビエント~ドローンな感触がかなり強まっていて、個人的にはflimの中で一番好きな作品なのです。この儚さったらないですね。この作品自体、「儚さ」「切なさ」「優しさ」「美しさ」といった単語で表せるんじゃないでしょうか?その美しさといってもよくある押し付けがましいようなのじゃなくて聴き手個人個人にまで届くような、何と言うか庶民的というか、そんな感じで。自分がflim大好きなのもその辺が一番大きいかな?是非これを聴いて、それぞれが持っている心の中の原風景を思い起こしてみてくださいな。色んな感情がちょちょぎれること請け合いな10曲が入ってます。
Flim / Holiday Diary
(plinkity plonk record)
¥1500



こちらは2002年に発表されたもの。入荷後に知ったんだけど、500枚限定らしいです。この作品は、エンリコ氏が休暇の間に録った様々な音に少々の電子音などを加えたものでして、そのためかバリエーションに富んだ楽曲が並びます。珍しくドラムパートが入りつつエレクトロニカ色強めな曲や、ピアノ1本でクラシカルな旋律を奏でる曲などなど。ある意味、曲らしい曲が並び、flimの作品の中で一番聴きやすいかもしれません。全7曲入り。
Flim / Helio
(tomlab)
¥1500



これが2ndですね。このころから独特の生暖かさやミニマルっぷりは感じられるのですが、基本的にはエレクトロニカ主体な作り。といってもそこまで過剰にニカってるわけではないですが。やはり生音をふんだんに使ったフォークトロニカの範囲ですかね?曲自体は、牧歌的でポップな感じ。例のごとく、淡く鳴る電子音なんかもたまらないですよ。全体的に、この後にでてる作品よりもかなり暖かみのある音に仕上がってます。Town and Countryなんか好きな人にもオススメできるかと思われる10曲が収録されています。
Flim / Given You Nothing
(tomlab)
¥1500



ドイツのドレスデンからはFlimの1st入荷。アナログシンセなんかの電子音や木琴、ギターなどの生音を使い暖かい雰囲気を作り上げてますが、なんといってもピアノの旋律がいいですね。他のアルバム同様、綺麗で優しい楽曲が並びます。音自体は1stということもあってかなくてか、Flimのアルバムの中で一番シンプルかも。「Flimってどんなん?」て人はまずこのGiven You NothingかOhne Title 1916のどっちかがいいんじゃないでしょうか。最近またこーゆークラシカルな要素入ったエレクトロにかというか、フォークトロニカというか、はたまたアンビエント臭するようなのが良くて、その辺で色々入荷しkたいのがあるんですが、どうかなー?やたらやかましいばっかで疲れちゃったときにこんなんも良いんではないでしょか?全11曲。
Geisha / Mondo Dell'Orrore
(SuperFi Records)
¥1200



イギリスのSuperFi Recordsから、これまたイギリスのGeishaのフル入荷。正直完全に未知の状態で入荷したんだけど、これが大正解ですよ、まったく。ふざけた名前しやがって、と侮ることなかれ。これ、凄まじくかっこいいよ。簡単に言っちゃえばノイズロックって感じなんだけど、あ、ほらまた「やっぱ色モノかよ」とか思った?いやいや、そんなことないんだって。全編クサレ歪んでて、超ヘビーなんだけど、そこに乗るクールすぎるリフや美しすぎるアルペジオ、メロディー。主張しすぎず、それでいてものすごい存在感のドラム。ていうか、それら全部を完璧にまとめ上げるセンスがヤバいですね。やり過ぎたマイブラ…とか言っちゃってもいいんじゃない?ちょっとドゥーミーなリズムでかっ飛ばす曲から、絶好調時のenvyばりに美しく昇天するかのような曲まで揃い、バラエティーにも富んでいてもう言うことなし。ウチは所謂激情とかそんなのメインに扱ってるけど、そんなん目当ての人にも自信を持ってオススメできる一品。ウチ的に言うならCease Upon The Capitolとか好きな人も絶対ハマるよ。超オススメ。10曲入り。
Gerda / Cosa Dico Quando Non Parlo
(sons of vesta)
¥1400



Sons of VestaからGerdaのCDを入荷です。この作品は2ndらしいです。1stも聴いてみたいなあ…よく言われてますが、初期Breachなんかは音的にかなり近いですね。んで、近いと言ってももっとカオスに「グッチャアー」とさせた感じ。つか、このカオスっぷりは凄まじい…もう、なんというか情念の極みですよ、これ。怖いくらい。4曲目の冒頭からどんどんとブチかましてくとこなんかは、凄まじすぎてマジで笑えます。ギターのリフ一つ、スネア一発、グリャングリャンうねるベースのフレーズ一つ、どこをどう切り取ってもおっかないくらいに感情的。しかもドロドロシテル(notカーカス)。まあ、うまく言えないんだけど、PG99やCelesta、Kaospilot、Welcome The Plague Year、Towers、In First Personなんかの世界観に近い感じ、といえば伝わるでしょうか…?なんとなく初期Botchなんかにも通ずるものがあるかな、とも思ったり。赤ん坊とかにはまず聴かせられない7曲入り。
Good By My Bicycle / 2nd demo
(genten records)
¥500



このバンドでギター弾いてるアキヒロと最初に会ったときは確かまだ奴は高校生だったはず。つうか、今も19歳とかだろうけど。俺がディストロ出店してて、んでなんか話してたらお互いenvyのワンマンやら何やら行ってたっつて盛り上がってたんだけど、2、3度目に会ったときはもう既に一回り年の離れた俺にタメ語で肩パンかましてくる始末。バカですねえ。んでバンドやってるっつうからライブ見たらもうかっけえし、バカ。それからたまに一緒にライブ見に行ったり情報交換したりしてて、てことで群馬sunburstというハコ店長でもあるヒゲ氏擁する群馬のやたらメンバー間の年齢差があるファストコアバンド、Good By My Bicycleの2ndデモ入荷。音的には1stの頃のdeepslauterから捻くれダンサブル感を削ってポップでロッキンなメロディ強めにした感じ。メロディックとかとよく対バンしてたりするし、そんなん好きな人でもいけるんじゃないかな?しかし、ライブでの弾けっぷりは凄まじい。正に一瞬の煌めき。良いですな。今現在はPhoneのドラムがサポートで叩いてるらしいから、それもどんな感じか見たいね。10曲入り、7分半。
ちなみに、バンド名はGoodBye~ではなく、Good By~で当ってるらしいです。
Heaven In Her Arms / 幻月
(sonzai records)
¥2300



国内バンドでしかもここまで著名なバンドの音源入荷するのはある意味賭けです。だってあそこやあそこやあそこでまで!?っつーくらい大手レコ屋やらなんやらで売ってるからね。うちみたいな弱小ディストロでは、まああああああああ、売れなくなります。海外バンドでも有名どころはそうだけどね。死活問題ですよ実際。それでも入れるのは、やはり知ってもらいたいし純粋に心から素晴らしいと思った音源を自分なりに紹介したい、って気持ちがあるから。「お前のレビューうんこだよ」って意見はまあ分ってるんで…(予防線)
ってことで入荷しちゃいました、Heaven In Her Arms待望の2ndアルバム。言っちゃたら前アルバムの感じや、果ては前作でもある「被覆する閉塞」の感ですら、求めてた人にアピール出来るのか!?てくらいのもんで。まさかのチューニング変更によるダウンっぷりも手伝ってクソ陰鬱でクソ深化。スローテンポにストローク一発一発をシンプルながらも大事にした長尺な楽曲が並び、ドゥーム、スラッジな世界観搭載しとります。どこまでも陰鬱で不穏で黒くて、美しくもどこまでも光の見えないメロディーがリフレインする様はほんと脱糞もの。アルバム通して殆どトラックが繋がっていて、コンセプトアルバム的な臭いもアリアリなわけで、この界隈のバンドで言えばA Silver Mt. ZionやSuffocate For Fuke Sakeのアルバム、またはBuried Insideの名盤「chronoclast」なんかには色んな意味で近いものを感じました。正直受け付けない人には全く受け付けられないんじゃないかと不安です最早。
前作まで、もっと言えば1stアルバムでもある「黒斑の浸蝕」って曲単体は良いんだけどアルバムとしてみるとどこかチグハグな印象があって、そこは過渡期的な良さでもあるんだけどやはりどこか引っ掛かる部分があったんですよね、自分は。比べると今回のアルバムはそれが完全に消えて、アルバムとして統合された感があるんです。結果、相当良いです。遅くて重くて暗い!ていうあのバンドみたいなのが嫌いな人には聴き苦しい部分もあるかもしれないけど、これはほんと聴いてほしい。ある意味ではスルメ盤なんじゃないかとも思うし。2010年、俺の中ではまず間違いなくトップ5に入る名盤誕生です。もう持ってる人も含め、是非ご堪能あれ。全8曲収録。
r.i.p白飯。
The Inrun Publics / リアルワールドコンプレックス
(thing!thing!thing! records)
¥500



以前atari企画でもご一緒させていただいた長野のロックンロールブリバリバンド、The Inrun Publicsのepを入荷。古くはMy Name Is...ともスプリットを出してたりしてますよん。これがマジで最高のロックンロールサウンドを展開しております。これ以上ないくらいに最高にキレた音の荒さで(褒め言葉っす。分かるっしょ?)ガッツリ攻めまくる楽曲には、基本に忠実でありながらどこまでも自由に暴れまくるギターフレーズをしっかり図太いリズム隊が盤石の土壌で支え、男臭い色気すら感じる熱いボーカルでコーティングしたら、それはもう淫乱サウンヅ良好です。ハードコアはモチのロン、ガレージロックやロカビリーなんかまで通過しつつそれでも根本はパンクロックな臭いプンプン。ライブも数回拝見してますが、これったら老若男女関係なく頭と腰が勝手に踊りはじめちゃうくらいのノリ。日本脳炎なんかから、thee michelle gun elephantなどまでいける…というか、聴く人を選ばないほどにただただシンプルにかっけーってこういうことだ!ってのが分る作品。踊り狂って死ぬがよーい!全4曲入り。
Into The Storm / And Across These Deserted Plains
(self)
¥500



ワシントンからInto The Stormのep入荷!このバンドの音がまた曲者で、かなりクセのある演奏を聴かせてくれます。明らかにずれてる単音ギターリフに何度ドキドキしたか…まあ、言ってしまえば、いわゆるヘタウマ感がタマラナイ!やっぱりアメリカのバンドってそういうのを味として聴かせるのがうまいですね。音の方は、Coffin Dancer(あえてNeurosisとかではなく)なんかを思わせる静パートから一気に重苦しい動パートに突入するような激な感じ。むしろCoffin DancerとTitanを掛け合わせて、それをしょぼくしたような感じ、と言った方が分かりやすいかも。そんでもって全体的に暗く冷たい雰囲気バリバリで、個人的にはどこか日の当たらない森の中に佇む廃墟をイメージさせられました(分かり難いですね…)。DIY精神にも溢れていて、そんなところにもかなり好感持てます。6曲入りCDR。
Isaie Buried Memorial / demo 2007
(self)
¥500



フランスからはIsaie Buried MemorialのデモCDR入荷。これね、やっっっっっと到着したよ!!色々と難航して、始めてコンタクトとったときから半年くらいたってからの入荷となりました。半分あきらめかけてたけど、これほんと紹介したかったから入荷できてほんと嬉しい。フランスで激情みたいに言うとやっぱりGantzとかDaitroとか、そんなイメージありません?どっこい来ましたOrchid直系(?)のエモバイオレンススタイルんぬ!!フランス産エモバイオレンスってのもなかなか珍しいんじゃないでしょうか?んで、音の方ですが…これ、クサレかっこいい!!元々、こういうタイプのバンドってだけでドツボなんだけど、それでもかなり上位きちゃうくらいかっこいい、ガチで。OrchidとZannの合いの子的というか、TakaruとReversal Of Manがタッグを組んだと言うかそんな感じの音で、もう俺みたいな人間には正直タマラン!!そんななんだけど、よく聴くと基調になってる部分はやはりフランス的音作りなんですよ。初期Daitroとかをもっとブチかましたらこんなイメージかも。デモなのにかなりレベル高いし、とにかく凄まじく良いですよこれは。Burial YearやTrainwreck、 Cease Upon The Capitolなんかと仲がいいらしいです。そんなメンツでライブ見てみたいわあ…全5曲入り。ピンバッジを少量送ってくれたんで、このデモご購入者に先着でつけます。
Jinn / st
(SuperFi Records)
¥1200



イギリスのレーベル、SuoerFi Recordsからこちらもイギリスのバンド、JinnのCD入荷です。んー!よいねよいねー!ハードコアしとるね!グラインドしとるねー!「てめーら全員ぶっ殺すぞ」って気迫が伝わってきますよー!んー、よいね!shikariばりの2ビートブラストで突進しながら雄々しい咆哮でズゴオオオオオオ!てね!無駄を削いだ楽曲もよいね!His Hero…とはちょいと違うけど近いもんもある。もうほんと、漢と書いてオトコ!みたいな感じ。個人的な好みだけど、もうちょい音がきったなかったら完璧ですな。全11殺害曲収録。んー、よいよ!
June Paik / st
(sons of vesta)
¥1400



ドイツのJune Paikのフルです。ドイツ激情特有の重く、厚く、深い音で奏でられる爆走激情サウンドはマジで鳥肌もの。悲しすぎるメロディーで爆走しつつ、落としまくりの静パートに「ズガン!」と(ほんと「ズガン!」と)突入、もう行き場の無い怒りのようなものすら感じます。これ聴いてると、マジで情け容赦一切なし、救いなんかこれっぽちも感じない程の底の底の底まで落とされるような感覚に襲われてしまいます、自分。大好きなバンド。ドイツの人にしか表現できない耽美的なものってあるんでしょうね。1曲づつが長めな6曲が入ってます。Titanとのスプリットも楽しみすぎ!!
The Kidcrsh / Jokes
(init records)
¥800



12''が在庫切れちゃったんでCDの方も入荷。まぁ~、名盤ですわ。レビューはLPの項で書いてあるからまあそっちを参考によろしゃす。個人的には2~3曲の流れがマジで神懸かってると思いますわい。そういや、もうそろそろ新しいアルバムがリリースされるようで、マジで楽しみです。9曲入り。

Killeur Calculateur / Valley Of The Dead
(quiet still dead)
¥800



RaeinやShikariのディスコグラフィーテープを出してるBullwhip RecordsのBorhanからのオススメもあって入荷したKilleur Calculateurのepです。ウチでは以前、Trifle Towerとのスプリット7''を入荷していて、そのときに「今後どう化けるか!?」的なことを思ってたんだけど、いやあ面白い方向に行ったね!!レーベルインフォによればFugazi、Off Minor、My Discoなんかに影響受けたポストパンクサウンド!てことなんだけど、分かる気がする。特にMy Discoとか。あとはアルビニ関連でShellacとかBig Blackとか好きな人も気に入るはず。めっちゃグルービーでダンサブルな楽曲がいいよいいよー。
以前の音源からこういう風に進化した様はほんとに評価したい(偉そうだけど)。これがマレーシアから出てきたってのは驚きです。今まさに熱い東南アジアなんだけど、これからもこういう風に色んなバンドが出てくるんでしょうね。この音源はその節目なんじゃないか?とか個人的は思えます。ということで、今後もKilleur Calculateurにはもっとイクとこまでイっちゃってほしいね。それこそBlackeyesばりに…全5曲。
Kite Flying Society / Discography
(init records)
¥1000



フロリダで活動していたKite Flying Societyのディスコグラフィー入荷。リリース自体はだいぶ前だけど名盤故に入荷しちまいましたよ。ディスコグラフィーってどうですか?肯定派も否定派もいらっしゃるたー思いますが、俺は単純に手に入りにくくなった音源が聴けるってのは嬉しいです。まあ普通のアルバムではないのでバンド側の意図した独自の楽曲の流れとかその時その時でのデザイン性とか、そんなのが伝わらないこともあるのでアレだという点もあるっちゃあるんですがね。pg99なんてsinglesをはじめに聴いちゃったからなんかちぐはぐだなあ…て印象が強かったりしたし。だからディスコグラフィーでそのバンドを知ったりするとちゃんとした音源まで欲しくなっちゃって、もー大変。そしてそれが楽しかったりもします。どーでもいい話。
さてこのKite Flying Societyもそんな名ディスコグラフィーだと思うわけです。ディスコグラフィーにしては楽曲に統一感が感じられて聴きやすい方ではないでしょうか。あまり難しいことはやっておらず、かなりストレートな激情バンドという印象。そしてストレートな音だからこそがっつりクるものがあるんですよ、これが。泣き泣きなメロディーに声の限り叫び倒すボーカルが刺さる刺さる!さらに時代特有の何とも言えないあのへちょい感じがマジスルメ、マジ男泣き。ということで、「Nothing」と「Art of conversation」は希代の名曲なので死んでも聴いてください。ライブテイクやデモテイク等含めた怒涛の28曲入り!
La Quiete / La Fine Non E La fine
(sons of vesta)
¥1500



うっす。出たよ、sons of vestaからLa Quieteのド名盤。このアルバムはCD盤も出てたんだけど長らく廃盤(アナログはまだ手に入るかな?)になっていて、日本ツアー時にCDRバージョンなんかも持ってきてたりしてたんだけど数も少なかったし、この再発に歓喜する人も多いんじゃないでしょうかね?てことでLa Fine Non E La fine、CD再発盤です。まあああああ、これは聴きなさいって。四の五の言わずに聴きなさいってば。下の編集版もそうだけど、これは聴いときなさいって!思えば俺にアナログプレイヤー買わせたきっかけもこのアルバムでした。まだプレーヤー持ってないのに聴きた過ぎてSTMで買った12''をやっとの思いで聴けたときにゃあ、脱糞ものだったわけですよ。軽いんだけど妙に味のあるブラストパートが初っ端から絡み、むちゃくちゃな転調を遂げる1曲目、Raid Aereo Sul Paese Delle Farfalleから幕を開けて、どこかヘンテコなんだけどめちゃくちゃ抒情的なメロディーを奏でるギターが素晴らしい、アルバムタイトルでもあるラストの曲、La Fine Non E La fineまでの疾風のような流れ。もう何もかもが素晴らしすぎて何度も何度も盤をひっくり返したのは良い思い出です。これがやっとこさ多くの人が味わえるってんだから素晴らしい。ただ単純に再発に感謝。ジャケットはアナログ盤のものに変更されております。全9曲。
La Quiete / Tenpeun '01-'05
(sons of vesta)
¥1500



イタリアン激情界の生き神様、La Quieteの編集盤。Sons of Vestaバージョンです。今までに出たコンピやスプリットの曲をまとめたものですが、いや、もう自分ごときが何か書くまでもないですね。とりあえず、まだ聴いたことない人は聴いてみてくださいな。友人に借りたり、うちより安くていいとこで見つけたらそこでもいいんで。是非!!18曲入り。
Le pre ou je suis mort / st
(ape must not kill ape)
¥1000
sold out



スイスのバンド、Le pre ou je suis mortの1st ep入荷。いやあ、やっとリリースされた!というのも、僕はほんと長いことこれがリリースされるの待ってたんです。初めて聴いたのは多分myspaceで、そのときほんと衝撃的で。ベタだけど、「なんて美しくて悲しいメロディーだ…!」てな具合。とにもかくにも、このメロディーセンスはヤバイです。Amanda Woodwardなんかの持つ世界観をさらに繊細にしてスケール感をプラス、そこに激情特有の悲哀メロディーが冴えまくる一品。メロディーの良さで言うなら、個人的に今まで聴いてきたもののなかでトップクラスに入りますね。人によってはやらしすぎるくらいにメロディアスなのかもしれないけど、そこはセンスある多展開っぷりと変拍子なんかでカバーしてるから、というかそのおかげでさらにメロディーの良さも際立っちゃいます。スイスのバンドだけどメンバーにフランス人の方がいたりするせいか、上記のAmanda WoodwardとかDaitro、Gants、Aussitot Mortなんかの持つフランス特有の雰囲気もかなり強め。全4曲だけどトータル30分越えの力作。
The Line / They Took Great Proud In Their Work
(SuperFi Records)
¥1200



こちらもSuperFi RecordsからイギリスのThe LineのCD入荷。とりあえず、SuperFi Recordsから色々入荷したんだけど、あれですよ、このレーベルったら日本でも馴染み深いSwarrmの作品なんかもリリースしてたりするんですよ。今回入荷した4タイトルも四者四様というか、どのバンドも個性的でいて、それぞれが面白い音出してて、懐が深いなあ、と思うわけです。いいレーベルですな。さて、このThe Lineというバンドもよいですよ。ポストロックなんだけど、もっと言うなら良質のインディーポップ。ほぼインスト。爪弾かれるギターの絡みが凄く綺麗で、そこにホーンやらオルガンやらが乗ったりする牧歌的サウンドが素敵。凄く安心感がある音で、聴いてて心地よいです。雰囲気的には初期Instrumental Quarterとかをもっと柔らかくした感じかな。これを書いてる10月上旬はやたら秋晴れが気持よくて、焼いた稲の匂い(ど田舎)とかがよくマッチしていいですな。散歩しながら聴きたい一品。全6曲。
Maladie / st
(nuestra lengua records)
¥1300



以前7''も入荷していたメキシコのmaladie、フルアルバム入荷っす。前作から引き続き、anomieやfingerprintなどなどstonehenge周辺に近い感触ありあり、泣きのメロディーもありあり、そこに現代風アレンジも加えつつ男臭さ全開の疾走爆走エモーショナルハードコアな音出しちゃってくれてますよ。んでもって、曲の幅も演奏の幅も良い具合に広がり、7''から比べてもすげえレベルアップしてますわ。アルバム頭からいきなり疾走全開で幕を開け、アルバム中盤ではインタールード的にamanda woodwardみたいなインスト曲入れてみたり、そこから個人的神曲、前作のレビューでも書いた「Manos Estrechas」に繋がってみたり、叙情的で90年代風哀愁と香り沸き立つ「Ejercito De Dos Caras」で締めてみたり、アルバムとしてのドラマティック感、完成度にもド満足っす。このバンドには是非この路線をキープし続けていただきたい!て、まあこういうバンドって言わなくてもそうなってく気がしますが。
全11曲。ジャケかっこいいやね。
Manhattan Skyline / Curses
(fysisk format)
¥1600



Snorasの2ndもリリースしたFysisk FormatからManhattan Skylineのアルバム入荷。このバンド、Snorasにメンバーが参加していたり、React With Protestからのコンピにも入ってたりしてたのでどんなもんかずっと気になってたんだけど、やっとまともに聴けました音の方はというと、Dillinger Escape Plan系のバカテクカオティックハードコア。コンピの曲とは結構感じが違っててびっくり。んで、デリンジャーっつても1stのころの殺気全開のブチギレのころに近いんで、個人的にそっちの方が好きな自分としてはかなり良い。そこにどこかどんより暗い雰囲気もあるもんだからたまらんですな。暗黒デリンジャーって感じ?
俺はデリンジャーとか聴くと、どこか計算されつくした理詰めの狂気、みたいのを感じるんだけど、Manhattan Skylineはちょいとそんなのが薄めで、その代りに獣的狂気の方が強めに感じました。まあこの辺は個人の感じ方なんであしからず。しっかし、すっげえテク。12曲収録。
The Mock Heroic / Dignified Exits
(SuperFi Records)
¥1200



SuperFi Records特集、ラストはこのThe Mock Heroic。もうなんつーか、お待ちかね!的なね。サンディエゴ的な音で破裂するようなテンションで駆け回るカオティックサウンド良好。Off Minorとかが弾けすぎたらこんなんなっちゃいました!みたいな。ブラストでつかかかか~、といったかと思えば急ブレーキかけたみたいに止まったり、やたらディスコーダントな楽曲とか、好きな人はクソハマるでしょ、これ。Swing Kidsとかのサンディエゴものとか、あとは一緒にスプリット出したりしてたA Fine Boat, That Coffin!とか好きな人は間違いなしね!個人的に、近年のこれ系のバンドではかなり上位に位置するバンド。踊り狂って死ねます。11狂曲収録。
North of America / Brothers, Sisters
(level plane)
¥1300



Level PlaneからNorth of Americaの3枚目のアルバム、「Brothers, Sisters」です。鬼のように完成度の高いエモーショナルなポストHCを披露。ディスコーダントに行き交いながらもこれまでの作品より激情度は少し控えめ、その代わりに歌心をちょい強めに押し出していて、それがまたマッチしてます。シンセの入れ具合なんかも抜群のセンスでムホムホ。FaraquetなんかのDC系とか好きな人は一発でしょう。全11曲。
The One AM Radio / A Name Writ In Water
(level plane)
¥1200
sold out



Hrishikesh Hirwayという人のプロジェクトバンド、One AM Radioの2ndです。エレクトロ・アコースティックな切なく優しいバックにHrishikesh Hirwayの歌心のあるボーカルが乗る様は本当に鳥肌物で、このアルバムを聴くといつも胸を締め付けられてしまうのです。おかしな例えかもしれませんが、ある晴れた夏の日に少し涼しげな木陰で聴きたいのがOwenやAmerican Footballなら、One AM Radioは深々と降る雪の下で聴きたくなるというか…とても冬に合う一枚だと思うのですがどうでしょう?男の悲哀が詰まった切なく美しいメロディーも素敵過ぎる13曲が収録されてます。
Permanent / RensA
(self)
sold out
¥500



東京の若手バンド、Permanentの2ndデモです。自らの企画で、その日の出演バンド全員の未発表曲を入れたコンピを配布したりと精力的に活動していて、そんなところにも好感が持てます。3cm tourなんかが見せるような、静寂の中にある狂気+my name is...的ないい意味での泥臭さ、といった感じのなんとも面白い音を聴かせてくれます。でもこれはライブのときのほうが如実に感じられるかな。というか、ライブが凄くいい。ので、機会があれば是非お試しを。キレッキレです。少し大きめな封筒(上記画像参照)にCDが入っていて、そんな作りも素敵です。通販の場合、果たしてうまく発送できるのだろうか…。4曲入りCDR。
The Rainrains / map ep
(self)
¥500 sold out



三重県のスリーピースバンド、The Rainrainsのデモ入荷です。CDR。直接、しかもライブ終わった後その場で即入荷決めたということもあって、少し無理を言ってしまったような形での入荷となりました。メンバーさん、本当にありがとうございます。というのも、僕はこのバンドのギターボーカルの方が以前やっていたamokというバンドがほんと好きで、これは是非入荷したい、とずっと思っていまして…とまあ、そんなこんなでめでたく入荷実現したわけですが、音のほうはそのamokをよりロッキン、ダンサブル、ポップにした感じとでもいいましょうか?それでもamokにあったエモーショナル、不穏感は失われていません。というか、進化してます。amokでも感じてたんだけど、この日本人的でありながらもセンス抜群の音選び、最高です。音質もデモ特有というか、そんな空気感もバリバリで個人的は凄くツボだし。amokはもちろんinfro、1000 Travels of Jawaharlal、Cowpers、nemo、Frash Light Experience、Creep好きなんかにはたまらないでしょう。特にSpiral Chord好きは必聴。新音源も作るらしいので、今からえらく楽しみです。2曲入り。CDR。
Regret Grief / ニセモノ
(self)
¥100 sold out



2009年の6月20日にlifetime projectとricoltの共同企画が群馬にて行われまして。まあ色々あったようで、そのとき用に都内で活動するRegret Griefが持ってきていた音源を分けていただきましたよ。まあああ、いいですよ。ギターボーカルのコケグチ君とは多分好きな曲の感じがアホ程近いんですよ。Regret Griefの楽曲なんかにもそんなんが多分出てるんでしょうね。すんばらしいメロと悲壮的な浮遊感は若手随一とアテクシ、言わせていただきますよ。それはこのCDに収録されている、heaven in her arms(カナリヤとかの頃)やsoraなんかにも通ずる日本人的な嗜好グンバツでアンビンエント、シューゲイザー感も搭載したドラマチックな曲を聴いても分かると思います。演奏的な面とかではまだまだ改善の余地があると思うけど(お前が言うなて感じですが)これからも続けていったらマジに素晴らしいバンドになると思います。このCDには収録されていないけど、石鹸玉という曲や6月に群馬で披露してた新曲も素晴らしかったしね。特にその新曲はengine down的なマイナー調を日本人特有のメロディ観フィルターを通したような印象でクソ素晴らしかったので、気になる人は是非ライブを。損はしないはず、マジで。ともかく、次のリリースも本気で楽しみ過ぎるわい。1曲「ニセモノ」のみ収録、それとコケグチ君からのお手紙も入っておりますよ。
Rest of My Life / All Pretty People Live in Airports
(dead letter records)
¥1200
sold out



またまたDead Letter Recordsから。ノルウェーのエモバンド、Rest of My Lifeです(Sense FieldとかJimmy Eat Worldとか指す意味での「エモ」ね)。心を洗われるようなアルペジオに乗せて心地良い歌メロ聞かせてくれたと思えば、Further Seems Foreverばりの哀愁溢れるメランコリックな曲を聴かせてくれたりします。ノルウェー特有の哀愁メロ大好きな自分はもうメロメロです。Last Days Of AprilやMock OrangeなどからFurther Seems Forever好きなどにオススメしつつ、特にAppleseed Cast好きは必聴モノでしょう。いつもアホみたいにうるさいのばっか聴いていて、時たまこういうの聴くと酷く心に響いたりしますねえ。夏が過ぎて少し涼しくなってきたころのどこか寂しい雰囲気の時期に、これ聴きながらドライブなんかしたら最高でしょう。10曲入り。日光に行きたい。
Ricolt / st
(self)
¥500



群馬を拠点に活動する3ピースバンド、ricoltのシングル入荷。これを読んでいる人で、以前のデモCDを聴いた人とかはあまりいないかもしれないですが、メンバーチェンジを経て化けましたね、彼ら。日本人なら誰でもピンときちゃうんじゃないか?ていう程の超叙情的メロディの使いどころの巧さは以前から引き継ぎつつ、歌もの一辺倒のボーカルスタイルに絶叫もプラス、曲も練りに練ったのかキメと展開の幅を増やして…苦労したんでしょうなあ。ここは素直に彼らのそんな進化に拍手を贈りたい気分です。それでもって、今なお進化の途中な感があって、phone共々今後が凄く楽しみ。自分のやってるバンドとも仲良くさせてもらってるんですが、そういう贔屓目無しに凄く良いバンドなんです、彼ら。ライブも圧巻で、そのエモーショナルっぷりは群馬栃木などの北関東でもかなりのものなんじゃないでしょうか?音楽だけに留まらず、バンド、シーンや在り方などに対する姿勢も熱くて、ほんと切磋琢磨し合える良い関係です。彼らが活動を続けることで今後北関東のシーンもどんどん面白いことになっていくんじゃないかな?「北関東?群馬?バンドいねえだろ笑」なんて人はまあまあ、落ち着きなさいって、ちょっとこれ聴いてよ。ね?そしてライブにGOだ!結構都内や色んな場所でもやってるみたいなんで是非。盟友をよろしくお願いします。

なんてね。なんつってね!
ちょっと真面目に書いてたら疲れてきたわー。ベースボーカルの猪田なんかライブだと飲んでるイメージしかないっつの(俺もだけど)。やたらノリだすのでそんなときはグーでいってやってください、グーで。まあまあ、そんで音的にはa dead sinking storyの頃のenvyとmynameis...を織り交ぜたような感じ。もう好きな人は一発でしょ?あとは後期nitro mega prayerとかheaven in her armsとか好きな人も一発です。一発。パツイチ。演奏も普通に巧いからニクいわ。でもCDだとライブのよさがあまり出せてないかも。まあ、ライブよりCDの方がいいバンドもイヤだけどね。ライブの方が6倍くらいかっこいいから。今ライブでやってる新曲も凄くいいんだよなー。なんつったって、速い。美麗、そして速い。いや、速いっていいですよね。速けりゃいいんだよクソッタレ!っつってね。ね?そっちも早く音源で聴きたいわ。ともかく、これが出たことで今後栃木やら群馬やらがどうなっていくのかは非常に楽しみ。俺らもやってやるけんね。全3曲、実質2曲。
The Rivalry / No Face for the Mentor
(skull & bones)
¥1500



オーストラリアから、来日ツアーも果たしたThe Rivalryのアルバムを入荷。入荷したきっかけは件の来日ツアーを偶然見て、あまりのかっこよさに痺れたことですかね。それまで名前すら知らなかったのですが、ライブを見て純粋に「もっと多くの人に知ってほしい!」と思い入荷に至りました。音的にはカオティック強めなメタルコアといった感じ。convergeとdillinger escape planのうまいところを抽出した、みたいな感じ。ハイとローのツインボーカルの兼ね合いなんかも卑怯なくらいかっこいい!ストレートにブチかますところでは存分にブチかましつつ、カオスパートに突入したり、展開アリアリで飽きの来ない良曲揃い。特にアルバムラスト曲で、アルバムタイトル曲でもある「No Face for the Mentor」は誰もがぶっ飛ぶ名曲でしょうよ。Between The Buried And Meとか好きな人には特にオススメ。俺自身、オーストラリアってのはあまり馴染みがなかったんだけど、これを期にちょっと注目してみようかと思います。全11曲入り。(オーストラリア直通ってこともあってかなくてか、プラスチックのケースが多少擦り傷のような感じで汚れています。盤自体はまっさら新品なので大丈夫ですが、ご注文の際はご注意を、並びにご了承くださいませー。)
Sanctions / Home Sweet Home
(anti-corporate music, Inc. / meat cube)
¥1200



テネシー州ナッシュビルからの3ピースハードコアバンド、sanctionsの1stフルです。なんとまあ、入荷した後に知ったのですが元gauge means nothing、cease upon the capitalのryan氏が在籍していたようでビックリ。んで、現在はryan氏が引っ越しかな?で土地を離れたため、バンドは解散のようです。残念。さて、この1stアルバムですが、これがまたもーfrom ashes rise、tragedyなどの系譜につらなる男臭ムンムンのクラスティ~なハードコアサウンド炸裂ですこと。そこにryan氏在籍となればなのかどうなのか、日本人の琴線にもビシバシ触れる激情感たっぷりのメロも搭載しちゃってるからとんでもないです。ウチで入荷してるもので言えば同時期入荷のkaroshiとか、あとはmaladieなんか好きな方にはパツイチでしょう。バンドは解散してますが、今後ラストアルバムノリリースがあったり(多分)、メンバーは新バンド立ち上げたりしてるようなので動向要チェックですわ。全12曲入り。
Shikari / 1999 - 2003
(level plane)
¥1300
sold out



Level Planeから屍狩サマことShikariのディスコグラフィーCDを入荷。ちょろっと入荷のリクエストがあって、ちょうどLevel Planeモノを少し再入荷したいなあと思ってたところで、まあそんなわけで入荷してみちゃいましたよ屍狩サマ。今更入れる必要あるか?とか言わないで、クソ名盤なんだし、大体俺が大好きなんだからいいじゃないか!!ってことで、これはタイトルどおり1999年から2003年までの中でリリースした作品をまとめたもの。音の方はLouise Cyphreとのスプリット9''の方で書いたような感じ。OrchidとConvergeを掛け合わせたような感じとか言ったら近いかな?スプリット9''の方でレビュー書いたからあんまり長くは書かないけど、あっち同様の超濃厚な悲哀ブルータル激情劇場が展開されております。初めて聴いたのはいつだったかなあ?衝撃だったことは衝撃だったけど、一番最初はやっぱりまずはそのボーカルにやられますよねえ。甲高い、っていってもほんとに悲鳴のような、咆哮のような、このなんとも個性的なボーカル。そっからはもう止まりませんよ色々と。ふふふ。全19曲。まあ、ある一種の伝説みたいなものですよね。ジャケ最高。
Slowpe / 3rd Letter
(self)
¥700



埼玉県所沢市からのバンド、slowpeのep入荷。いや、俺も埼玉県人なので、埼玉にこんないいバンドがいることは純粋に嬉しいですやね。某S○Mで昔買ったデモが大好きで、でも活動休止だということを知り残念に思いながら早数年、実は活動再開していたらしく、しかも音源リリースとな!これは気に掛けずにはいられんでしょう!ということで入荷実現。美しくもありつつ、力強く伸びるボーカルはほんと絶品。そこにfordirelifesake、hot crossばりの単音ピロピロギターがテクニカルに絡んだり。聴きやすくもあり独特な展開で進むレベルの高い楽曲が並び、こーれはちょっといいですよ。Bluebeard、As Meias、Nature Living、aieとか好きな人にオススメ。なんだけど、それだけじゃなくいろんな人にも聴いて欲しいなあ。これ系のバンドでは久々にレベル高っ!と思いましたよ。ライブはまだ見たことがないので、是非そっちも見てみたい!3美曲収録。
Snoras / Heart of Weakness
(anomalie)
¥1600
sold out



KaospilotのKris氏が運営するAnomalie RecordsからSnorasのデビューフル。基本的にはYngve Hilmoという方のソロプロジェクトで、レコーディングにはKaospilot、JR Ewingのメンバーが参加、さらにライブではDominic、Angora Static、Magnus Moriartyなどのメンバーが参加。あらまあ凄い面子、まるでお祭り。変則的、ディスコーダントに展開しながらも、悲哀メロディーを聴かせるところでしっかり聴かせてくれますが、それがまた絶妙すぎるんです。全体的にセンスの塊というか、もう完成度高すぎ。Maladyなんかから「スコーン」と1、2発抜きっぱなした感じ、とでも言いましょうか?個人的には、これ系の激情バンドのある意味での完成形なのだと思ってます。全10曲と、あとインナーポスターが入ってます。
Snoras / Plague Waters
(Fysisk Format)
¥1600
sold out



Fysisk FormatからSnorasの2nd入荷。いやあ、きましたなあ。リリースされるチョイ前まで出るの知らなくて、「こら入れなアカン」て速入荷しましたよ。もーう、ほんと前作はどんだけ聴いたかなあ?まあそんくらい衝撃的だったわけだけど、今回もやってくれましたよ。めちゃくちゃカッコいい。個人的には前作よりいいかも。って言っても人によっては別物に感じるんじゃないか、てくらい変化あるけど。演奏はさらにタイトになり、キレっぷりもアップしてるし、楽曲の煉りっぷりも上がっちゃって、全体的な完成度がさらにハンパないです。前作よりさらに攻撃的な気がしますがどうでしょ?あと曲によっては「これそのまんまkaospilotが演奏したらkaospilotの曲になっちゃうんじゃね?」てのも感じた。ドラムの印象からなんだろうけど。そんな感じ。
個人的には5曲目の「Mosaic Devours」と、そこから流れて6曲目の「Harakiri For The Sky And The Trees」がヤバすぎる。Harakiri~はタイトルもヤバいけど、曲も凄い。1:55あたりからラストまでの展開は初めて聴いた時ほんとぶっとびましたね。是非聴いて。唯一残念なのは、全8曲なので「もっと聴きたいわ!」てなることかな。出来れば1stも再入荷するから、まだ聞いたことない人、snorasはほんと聴いてほしい!
ちなみに今作もインナーポスター入り。アートワークも前作の人と一緒ですね。この人の色使い、凄い好き。是非カラーコピーして部屋に貼りましょう。
The Sons of Saturn / You'll Never Want To Do Anything Else Ever Again
(old skool kids)
¥1200
sold out



Old Skool KidsからフランスのThe Sons of Saturnのフルです。簡単に言えばJr Ewingをカッチリさせつつ、ダンサブルに突っ走りながらもロッキンな曲調に悲哀メロディー、さらに変拍子スパイスを加えて、てな感じですが、まーたこの配合比が絶妙で。カンペキすぎです。対比が素晴らしすぎる。まるで冗談とシリアスが融合してしまったような、とてつもないバンド。 と、某所で書いたのを再利用しつつ、いやあアホみたいにかっこいいんですけどねー、なんとまあ解散済み。おぉう…こんな残念なことがあろうなんて…!ノリ良すぎな10曲が入ってます。
The Spirit Of Versailles / Discography
(init records)
¥1000



神サマ…!サウスダコタにて90年後期頃活動していた神サマ、The Spirit Of Versaillesの2枚組ディスコグラフィーを入荷。もう知らない人は早いとこ彼らの音に心貫かれてください。ほら、早く!ね!素晴らしいです。音作りから、音の選び方から、楽曲から、どっから出してんだ!?てゆー強烈スクリームから、もーーーーー全部大好きだ!まあその割に名前の呼び方も曖昧なままなんですけどね。てへ!多分ベルサイユ…だよね?
まあそんなこんなのこのバンド、90年後期のあの音丸出し(そりゃそーだ)で突き刺さる程の悲壮な楽曲をやたらとブチ撒けております。エモバイオレンスな感も見せつつ、PortraitやYou and Iに匹敵するほどの激情感は必聴。唯一の欠点は2枚組で29曲も入ってるから最後までたどり着くのが至難ってとこかな。それだけです。まあ各人好きなように聴いて、愛でてやってください。個人的にはdisc1の最後の曲とか号泣もんです。咽び泣くがいい!!
Stop It!!! / Self Made Maps
(robotic empire)
¥1000



このバンドを初めて聴いたのは多分Robotic EmpireとかLovittとかLevel Planeとかのレーベルが共同で(多分)出してた「60songs」ていうコンピだったかな。それがまた凄まじいコンピで新録とかほとんどなかったんだけど日本からはenvy、melt bananaなんかが参加、他にyou and Iやoff minor、four hundred years、neil perry、circle takes the square、sleepytime trio、pg99、red chord、rah bras、engine downなどなどなどなど…ほんと書ききれないくらい凄まじいバンドらが入ってて、それで2枚組で確か500円だか1000円だかていう。まだそこまでこういうジャンルを聴いていなかった自分にとってその影響力はそりゃあ凄いものだったわけで、まあそんな中にstop it!!!のName+Numberて曲が入ってて、当時の俺にとって「こんなバンドいるのか!」とある意味一際ぶっ飛んでたバンドなんですよ。クールに感じなくもない演奏やボーカルなんだけどそこから異様な熱を感じて…例えるならoff minorなんかの「極限まで熱した鉄の塊が破裂寸前の状態を保ちながら震えてる」感に近いかなー?緩みと感情爆発の合間を縫うような緊張感がたまらなくてですね。
まあそんなStop It!!!のCDをRobotic Empireから入荷。音的にはもう上に書いたような感じ。まあ、掴みどころのない音なんでレビューではこれっぽっちも表せない気もしますが…そんな音。off minorとか好きな人にはオススメ。同時期に入荷したCrestfallenとかもそうなんだけど、こう自分にとって特別な音源を紹介できるのはいいね。今後はそういうのもやっていこうかな。でもorchidとか入れてももう皆持ってるか。うーん。あ、全9曲収録。4曲目の「A Clever Play On Words」はインストながらも泣けるド名曲。
Suffocate For Fuck Sake / Blazing Fires and Helicopters on the Front Page of the Newspaper. There's a War Going On And I'm In Heavy Boots
(escucha! records)
¥1000



新作では無いですが、メキシコのescucha! recordsからsuffocate for fuck sakeのCDを入荷。やる気のないウチのリンクにもあるSenNin Distributionの町田君からかなり前にオススメされ購入したのがこのバンドとの出会いなんだけど、当時から世界観はズバ抜けてたね。godspeed you! black emperorヨロシクのスポークンワードありき、そのまんまgy!beはもちろん、a silver mt. zionもモロチン、mono、explosions in the sky、mogwaiからisis、pelican、初期jesu、cult of luna(出だしだけだけどクリソツな曲あるし)なんかのhydra head周辺にまで共通項を感じさせるバンドサウンドが色を付ける、はたまた色を付けられる様は圧巻。へちょい歌心も琴線をくすぐるね。まあ一言でいえば、美しすぎる。これはいわゆる「激情系」なんて言葉で括れるバンドなのか?分らんけど上記大御所バンドにも負けないだけの世界観と存在感を持ってますよ。正直長尺な曲が多いので苦手な人はとことん苦手かも知れないけど。
いやあ、これからの季節はこういうのがほんと染みるわぁい。全編60分以上あるし、最長17分の曲とかあるけど、可能ならばそれだけの時間作ってこのアルバム1枚を通しで聴いてほしいね。是非。脳みそ飲み込まれること必至。惜しむらくは、俺が語学力無さ過ぎてスポークンワードがほとんど理解できんってことだけか。誰か助けて。
神秘的8曲入り。町田君、元気かなぁ…HP更新しておくれ。
Suis La Lune / Quiet, Pull The Strings!
(ape must not kill ape)
¥1300
sold out



ape must not kill apeからスウェーデンのSuis La Luneのフル。RaeinやLa Quieteを思い起こさせるような、激しく疾走するパートとユッタリしたミドルパートを織り交ぜつつ大きく展開する楽曲を披露しています。そこにこのバンド特有の知性を感じさせる個性的な美しさがプラスされると、もう凄いです。その美しさってのがほんとに独特で、間違いなくこのバンドにしか出せない、唯一無二のものなんです。澄み切った小川のような美しさと、荒れ狂う大河のような激しさ、とでも言いましょうか?それが同居したすんごいアルバム。とにかくこれはほんと号泣もの。いやあ、初めて聴いたときはそこまでピンとこなっかったというのに、面白いものですね。11曲収録。
superme / st
(春夏秋冬records)
¥500
sold out



2009年3月15日。ワタクシが在籍するバンドtetola93で、埼玉県熊谷市を拠点に活動するgauge means nothingの忘れ形見(?)、atari主宰である企画、one step outsideに出演させてもらいました。atariのドラムである中村君とは同じ市内在住の仲間ということでプライベートでもいつも仲良くさせてもらっていて、そんな彼の人柄もあってか無くてか当日はとても温かい雰囲気での企画となった。その日は長野で活動するバンド、supermeのレコ発も兼ねていて。というか主体で。ちょうど一年前に小岩エムセブンで見てたバンドなんだよね。当時はまだ自分がバンドやることも決まってなくて、まさか後に対バンすることになるだなんて夢にも思っていなかったわけだけど。なんか実現しちゃいました。なんか。そんな想いもありつつ感慨深くライブも拝見させていただいたわけなんだけど、いやあ、良かったね。こういう曖昧な言い方なのはね、なんだろ?ほんと良い意味でそう言いたいバンドなんですよ。うひょーカッコいい!、ていうんじゃなくて、「良い」なんですよ。それは楽曲にしろ、人にしろ、ライブにしろ。暖かみというか。なんか温度というか。純度というか。atariもそうなんだけど、やっぱりそういうものがライブに、曲に出るんだよね。普段の生活を送る中、長野という土地でバンドとして活動している彼ら、そんな情景までが浮かぶようなライブを見させてもらいましたわけです。同じく長野からやってきたINRUN Publicsや、おにんこ、icecream manらも含めて、掛け替えのない一夜になったと思う。必ず次に繋げたい、と思わせてくれる素晴らしい企画だった。人もバンドも何もかもがね。
ということで、doopamin/atariの本島君のレーベル春夏秋冬から発表、上記のようにライブも素晴らしかった長野のsupermeのCDを入荷。ジャケは完全にDIY仕様で、特にジャケ裏のダンボールをくり抜いてそこから曲名が見える仕様(分かりにくいかな?)は「おっ!?」と思いましたね。これ作るの大変だったろうなあ…。音の方ですが、土地は違えど1000 travels of jawaharlalやinfroなんかの北九州のバンドに近いものはあるかな?そこにPortrait(こっちはビオラだけど)ヨロシク乗っかるバイオリンの叙情的バックが素晴らしい。上記のバンド他、soraやmynameis...とか好きな人も気に入るんじゃないかな?日本人の持つ哀愁や生活感が良い具合に現れた素晴らしい作品です。
全4曲入り。長野の鰻屋行ってみたああああい!!!!
Trentel /We Move Through Weather
(temporary residence)
¥1500



これは俺が入荷する必要あるんですかね。amazonとかでも普通に買えるし。サンフランシスコのtarentel、その3rdアルバムです。うん多分3rd。このバンド何枚音源出てるの?メンバーも大分変わり変わってるようでもう分らないやい!んで、なぜこのアルバムを入荷したかっていったら、単純にtarentelの音源で一番好きだから。tarentel自体は割とポストロックに分類されることが多いと思うんだけど、音源出すたびにどんどん実験的な音になっていって、最早初期のちょいダークな綺麗目バンドサウンドはどこいったの?て感じに進化してってます。それが個人的にはよだれ物。中でもこのアルバムがちょうどその境目というか過渡期的なアルバムで、生き物が進化する過程の爆発的なエネルギーかのような胎動まで感じ取れちゃうんだから、もうヨダレジョッパーン!状態。永遠にループするんじゃないかっていうエフェクトかかったドラムに様々な音(ギターやピアノ、オルガンやらホーン的な音からフィールドレコーディング的な音まで)が乗っかって、時にノイジー、時に美しく、かなりアトモスフェリックでダークでホラーな雰囲気に満ち満ちてます。様々な音って言っても轟音なんかでごまかすことなく、むしろ全体的な音数自体は少なめで、アンビンエント、ドローン的なニュアンスも強め。どこか人の不穏を煽るようなこの感覚、たまらない人にはたまらないはず。Deaf Center、Andrey Kiritchenko、Elegiとか好きな人は…ていうか知名度的に逆か、このアルバム好きな人は↑の連中やらレーベルメイトとかも近い世界観してると思うので、気になれば是非チェックしてみて。まあそこらじゅうにまともなレビューあるからこのうんこレビューよりもそっちを調べてみるといいと思います。snorasとか検索してたどり着いたtarentel知らない人がこれきっかけに興味持ってもらえればまあ軽く満足っす。脳汁出まくりの8曲収録。
tetola93 / 非常事態宣言
(self)
¥500



主に栃木県は足利市などを拠点に活動しているtetola93の2ndデモ入荷。足利と言う土地は多くの人になじみがあるわけではないかもしれませんが、既存の概念にとらわれない音楽を奏でるバンドが多くて、なかなか面白い土地です。小岩界隈なんかにも似た雰囲気があるような気もしますね。このバンドもそんな、既存概念に捕らわれないことを積極的にやっていこうとしている面白いバンドの一つだと思います。~~に似てる、とかってのを端的に言うのが難しいんですが、目まぐるしく変化する展開に絶叫、メロディ、その中間、てな感じの三者三様のトリプルボーカル、日本人的な味のあるメロディが絡んで。かと思ったらビートダウン入るし、某アニメ(ぼ○ら○)のOP曲の原型留めてないカバーやってみたり。要所要所でごく僅かですがグラインドやノイズなんかのバンド、アーティストなんかにも通ずるセンスが垣間見えたり。そんな要素をうまくまとめてて、聴きごたえあります。センスは面白いものがあると思いますが、課題はリズム隊かな。まだまだ荒削りな部分も多く残されてるので、今後化ける可能性十分有り。まあ色々言ったけど、このバンドはもろにライブで力を発揮するタイプなのでそっち先に見る方がオススメかも。全6曲入り、CDRです。
tetola93 / 3rd demo
(self)
¥300



自分のバンドなので多くは語りません。こんな感じっす。ジャケなんかはDIYがどーとかというより、遊び心として捕えてもらえれば、と。150枚限定(限定って言い方、やだね)、4曲入り。これ、絶対発送しにくいわ。
Theorem / A Theory of Sacrifice
(3rd records)
¥1260



過去3回(うち2回はほぼ記憶無し)しか京都には行ったことがありません。こんな散々な訪問回数ながらも、京都大好き人間を騙る、どうも俺です。しかも去年行ったときからだからね、どんだけニワカなんだ、と。俺が行ったのは金閣寺周辺と、あとなんだっけ、あの有名な大通り…その辺だけなんだけど、それでも街の空気が明らかに東京や埼玉とは違うにびっくりした。ただ単に古い、ってゆうだけじゃなくて…あれは何なんでしょうね?都内とかでも古い街はあって、その良さもあるんだけど、そういうのともまた違う感じ。特に金閣寺付近の脇道とか、時間が止まったかのようなあののんびり感は最高すぎる。んで、京都って良いバンドいっぱいいたり、土地の人の結束や愛も強いように思えて、そういう面でもあこがれの土地です。が、こういうこともよその土地の人間から見て、てことだしそこに住んでいる人らでなきゃ分からない問題や苦労もあるんでしょうな。それらを乗り越えたり守っている地元の人々に敬意を感じてしまう昨今。京都、良いです。…なんか何言いたいのか分からなくなってきたけど、つまり、あー、大したネタもオチも無い独り言。。あー、旅行行きてえ…っていう。
っつーことで、そんな京都が育んだ新星、theoremのCDを3rd recordsから入荷。今までに都合3度ライブは見てるんだけども、始めてのときは「ふーん」てなもんだったのに…3度目に3/21新宿ナインスパイスで見て、純粋に「良い…」と、ただただ思いました。初めてみたときからの成長、各所で言われるような粗さや初期衝動感、そしてなんとも気持ちの良いステージング。それは若さゆえのものでもあるんだろうし、また彼らの純粋な「音楽が好き」という気持ちから出てくるものなんじゃないかと感じ、そしてそれをここまで見せてくれるバンドってのは最近なかなかいなくてね。ただただ良かった。それらを音源として纏めたこのCDも、1曲目冒頭のギターの鳴りからして粗いからたまらんっす。there is a light that nevegoes out、初期nine day wonder、dip legなんかのバンドとか初期lovittらへんの音が好きな人には特にオススメです。もう正直俺はCDだけじゃ物足りなくなってきちゃってて、また進化しているであろうtheoremのライブが見たいっすな。
5曲入り&特典DVD付き。
Towers / Full Circle
(init records)
¥800



init recordsからペンシルバニアのTowers、その2ndアルバム入荷です。1stは12''をうちでも入荷していたわけで、引き続き入荷しちゃいました。つか切っ掛けは入荷リクだけども。澤田君、ありがとねー。てわけでレビュー。1stの時と比べたら音質が大分綺麗綺麗して聴こえますな。なんとなくメジャー思考的な音なのかも。それでも楽曲自体は狂いまくってるのでご安心を。怨念めいた空気感は健在で、繰り返しのリフにすらグニャっとした不快感を感じさせてくれるのは流石。もちろん不協和音バリバリですぜ。前作までが肉体的な暴力て感じの音だとしたら今作は理知的な暴力というか…背筋が凍るように狂気的な音だと感じました。タイプは違えどbotch的なものも感じるから、botch教の人とかかなり気に入るんではないかと。ちなみに、個人的にはThey And The Childrenとのスプリットの2曲目が最強過ぎるので、是非探して聴いてみてください。ドロドロな8曲入り。
Ultra Dolphins / Mar
(robotic empire)
¥1000



Robotic EmpireからUltra DolphinsのCD入荷。いやあ、これマジかっこいい。冒頭、アコーディオンの物悲しい演奏から始まるんだけど、そこはかとなく蒲田行進曲とか思い起こさせられて「ん!?」て感じだったんだけど、そこからはもうはっちゃけまくり。DriveLike JehuとJesus Lizardを混ぜた感もあるジャンクなカオティックサウンド爆発。The Plot To Blow Up The Eiffel Towerなんかにあるちょっとジョーク的なノリなんかも入っていたりもするんだけど、何気に(失礼)かなり曲がしっかり作られていてかなり聴かせてくれますよ。(いやThe Plot To~もクソかっこいいんだけど)何より、荒いんだけどかなりパワーを感じる演奏がたまらんっす。曲の合間で見られる変態的なんだけどやけにメロディアスなパートとか、ちょっと常軌を逸したカッコよさあり。hellaとかの変態好きも気に入るかもね。いやあ、センスあります。上記以外にもtouch and go関連作品やらfugaziやら好きな人にオススメだけど、それ以外にも色んな人に聴いてほしいなあ、ほんとに。踊り狂い必至ですぜ。キャッホー!!な全12曲。
Youth Pictures of Florence Henderson / Unnoticeable in a Tiny Town, Invisible in the City
(dead letter records)
¥1000
sold out



こちらもDead Letter Recordsからノルウェーのポストロックなバンド、Youth Pictures of Florence Hendersonの6曲入りCDです。基本インストなスタイルですが時折歌メロや絶叫voなんか入れてきたりして、それも前面に押し出すような感じではなく遠くの方で鳴っているような感じ(K C milianっぽい感じ)。それがまたいい味出してますよ。全体的に牧歌的でメランコリックな雰囲気ですが、時に暴虐的にギターが爆発したり、時にえらく悲哀なメロを奏でて陰鬱で異常に深みのある世界観を垣間見せるなど、いい意味で捕らえどころが無く、一筋縄ではいかない面白いバンドです。エレクトロニカやスポークンワードなんかも多様、なんとなくFrom Monument To MassesをおとなしくさせてSaxon ShoreやThe Six Parts Sevenなんかの要素を組み込んだような感触。Burning Parisなんかも近いかな?
Violent Breakfast / Nient' Altro Che Tempo
(old skool kids)
¥1200



イタリアのViolent Breakfastのフル入荷。ドラマティックな展開に泣きのメロディーが乗っかっていく、これぞ激情!てなサウンド。ボーカルの人がキーボード弾きながら演るらしです。自分はキーボードっていうとすぐにLocustやらの変態丸出しなヤツを思い起こしちゃうんですが、このバンドの場合、アクセントにバックを固めるくらいで入っていて、その入れ方がちょい地味ながらかなり絶妙なポイント突きまくり、センス感じます。全体的にはRaeinなんかにAmanda Woodwardを足して割った感じ。結構聴きやすくて初めて激情聴く人にもいいかも。そういう意味ではこんなの聴きなれてる人には退屈に感じるかもしれませんが、完成度高くて細かいところでのセンスは抜群なんで聴く価値は充分にあり。8曲入り。
Visyaaa / demo
(self)
¥100



栃木県足利からファストでロッキンなハードコアバンド、visyaaaのデモ入荷。何度か対バンしてたりしてライブも見てるけど、すっげえ。20歳前後だっけ?の割には演奏も魅せ方も巧くて貫禄すら感じるから恐るべし。他、地元足利での企画やレーベル活動などのアクションも行っていて、今後続ければ間違いなく足利を引っ張っていく存在になるでしょ。fuck on the beachなんか好きな人にはオススメ。メンバーの子らがやってる(やってた)hangman、car10、summer beautyなどのバンドも気になれば是非。全4曲入り。
彼方遥 / cradle to grave e.p
(self)
¥200



rerainから改名、その後今の6人編成の形に落ち着いたようです、その名も彼方遥の2曲入り音源を入荷。アテクシ在籍のバンドtetola93で11月に企画を行い、そこで出演していただきました。俺はそのとき今の編成になってからの彼方遥を初めて観たんだけど、お世辞抜きでその日のベストアクトな素敵ライブを繰り広げやがりまして。メンバー同士本当に仲が良いらしく、彼(彼女)ら自身まるで遊んでいるかのごとくバンドとしての活動を心から楽しんでいて、なんて言うと軽く「遊びのバンドかよ」と思う方もいらっしゃるかと思いますが、とーんでもない!その活動や音楽に対しては本当に真摯に向き合っていて、且つ純粋で、個人的にはバンド活動としてのある意味での究極系なんじゃないかと話をしていて感じましたよ。もうほんと良い意味で純粋なんですよね。だからこそこんな楽曲を生み出せて、あんなライブができるんじゃないかと。
てことで、言わずもがなオススメ。音的な話ですが、rerainの頃の激情的な音は影を潜め、歌心を主軸にしたキラキラポップな感触。例えるなら、mineralやelliot、appleseed cast、texas is the reason、penfoldなどなどの90年代エモを主に基調とし、ハードコアからJポップまでの様々な音楽を吸収後、自分たちのフィルターを通し消化したものを迷いなく素直に取りだしたらこうなったよ、的な。…まあ分りにくいけどね。なんだろう、for funs of...とか言えそうなんだけど良く考えたら全く言えないような不思議な感覚。本当にありそうでなかったようなバンドなんだよね。そういう意味で言えば、最初の耳馴染みはいいと思うし、聴けば聴くほど味が出る作品なので是非聴きこんでいただきたいです。2曲入りCDR。
rerain時代の音源はウチでも4wayスプリットで取り扱っています。気になる方はそちらも是非。
人糞戦術 / くっそぉ~(>_<)
(self)
¥200



栃木で主に活動しているアニオタポンコツグラインドバンド、人糞戦術のデモです。うわあ、酷い名前…。ボーカル、ベース、ドラムという3人編成のバンドでして、歪みまくったベースがブリンブリンに暴れまわる中、えらくヌケの良いスネアが思い出したかのようにブラストで疾走、ときに甲高くワーキャー、ときにガテラルなボーカルが吼えまくるポンコツグラインド。このポンコツっぷり、たまらんですね(褒めてます)。このバンドはとにかくライブが圧巻。全員暴れまくりで、暴力的なパフォーマンスを繰り出しながらも、ときにファニーな空気を醸し出したりで、なんともカオス。終演後、稀に執り行われる雑巾モッシュは必見。6曲入り。
Junkie Business & The Inrun Publics / Cosmic Red Line
(thing!thing!thing! records)
¥1000



上の方でも紹介した、長野のThe Inrun Publicsと仙台のJunkie Businessのスプリットを入荷です。両バンドとも熊谷のレコ発ライブを拝見させてもらいましたが、いやーやっぱ単純にかっけーっすわ。ロックンロールすぎる!ステージでのパフォーマンスから何から堂に入ったものを感じいってしまいますぜ。っつーことで紹介。
両バンドともブリブリのロックンロールな音を出してますが、まずJunkie Busineseはジャンクなガレージ臭も色濃く、気だるく吐き捨てるようなボーカルもクールな3曲を披露。特に1曲目のイントロ的な楽曲でもある「wave'84」がマジノリノリでクソかっけえ。ラスト付近でのアーミングギターのキレっぷりは最高っすわ。
続いてのThe Inrun Publicsは前作「リアルワールドコンプレックス」からも筋の変わらぬ爆裂ロックサウンドを3曲ご披露。ボーカルの具合はさらにメッセージ性や色気が増してますね。根本は変わってないんだけど、それでも楽曲の幅が広がったかな?
両バンド共通して言えるんだけど、シンプルで荒くてただひたすら単純にカッコイイわ。これライブで酒飲みながら見て燃えない男ってこの世にいるの?てくらいノレるから。本音を言うと、例えCD買わなくても是非ライブ見てほしいね。間違いなくぶっっっっっ飛べます。
Picture of Her & Document Not Found / Pressing Slight Against Ω
(self)
¥500



まあついに出たわけです。特に俺はdocumentの音源心待ちにしてたんで、やっとキタって感じ。Picture of HerとDocument Not Foundの両面ジャケットスプリット入荷。上記画像は左がdocument not foundジャケ、右がpicture of herジャケ。初めてdocumentのメンバーと話したのは…てこの話どっかで書いたからいいか。そんなことよりこの素晴らしいスプリットについて書きましょうか。
まずtoeやghost and vodkaなどのタイプのポストロックバンド、picture of herの2曲から始まるんだけど、1曲目がサンプリング多用したイントロからowen、american footballなんかを思い起こさせるナンバー。これが淡いボーカルと相まってすこぶる心地良い。2曲目も美麗なギターリフと雄大でテクニカルなドラムが気持よすぎるんだけど、1曲だけだと物足りなさを感じてしまって、俺はどうしても1曲めに目が行ってしまうかな。だから早く単独の作品でたくさん聴きたいね(とか書いたたら、これ書いてる時点で新譜出てたみたい、俺まだ聴けてませんが…)。最近俺はいわゆるポストロックって世間で言われているようなバンドの音に飽きてしまってるんだけど、ライブで見るピクチャーは既に独特の世界観を感じさせてくれて、こんな俺でもクソのってしまいます。
続いてDocument Not Foundの2曲。ウチでも取り扱っているデモから切れ味のあるジャンクっぷりはさらに深みを増し、より不穏に、バイオレンスに進化した超良曲収録。まーた、こっちもすこぶる良いよ。何よりライブで好きな曲1、2位だしね。特に2曲目の「よくある話」は、どんなに演奏がダメな日でも(失敬)絶対に俺をノラせる程の展開、リフ、テンションを備えた必殺必中のキラーソングですぞ。詞も外側に発するというより自分の内面に潜ってくような、それでいていい意味で伝わりやすい、凄く俺好みのものでグッド。前作デモではどちらかといえば日本のバンドの影響をより感じたけど、今回の作品では90年後期あたりのLevel Planeとかのバンドの匂いも多々感じ取れてワキモキしちゃいます。それでいて古く感じないのはセンスのなせる業なんでしょうかね。素晴らしい。
両バンドとも全くタイプが違うのに、一つの作品として綺麗に成り立っていて、そこにお互いのリスペクトのようなものを感じるのですがいかがでしょう?ドキュメントについては、今年3/21でドラムの佐々木君が脱退してしまいましたが、既に新ドラムも見つかって、夏にはライブ再開するようです。それまではこのスプリット聴いてキャッホイ!です。
ciaofinal & rerain & DOOPAMiN & ALLie / 4way split
(春夏秋冬records)
¥1000



doopaminの本島さん運営、春夏秋冬recordsからの4way splitを入荷。doopaminは以前、埼玉県は熊谷を中心に活動していて、んでワタクシがそこそこ近くに住んでいて、そんな故もあってampere / la quieteツアーで初絡み、以後色々とお世話になることもあり、こうして音源を入荷することに相成りました。好きな音楽で繋がって縁が出来て、こんな風に音源を紹介できる、ってのはそれだけで嬉しいですやね。ディストロをやっていたから出会えた、大きな存在です。

さて、その音源。
トップバッターは愛知のciaofinal。怪しく歪んだ鋭いギターが耳を突くハードコアバンド。曲タイトルが「カオス」「カオス2」といった感じに付けられていて、タイトル通りの混沌とした楽曲を聴かせてくれます。音作りからやたら剥き出しなボーカルから、そんなところから男らしさまで感じるのですが、女性3人で構成されたバンドだとか…びっくり。このバンドだけライブが見れていないので是非見たいですね。凄そう。

2番打者は東京のrerain。叙情的…というかノスタルジーすら感じさせるメロディと泥臭い演奏が素晴らしいですねー。絶叫ボーカルもエモーショナルでかっこいい。なんというか、gauge means nothingの名曲、「(Surely) Dyes Black」なんか聴いてても感じるんですが、なんというか「夏休み終了一週間前くらいに見た晴れた日の夕焼けの寂しさと侘しさ」感ね。ね、分かりにくいね。すんません…。でもそんなノスタルジー。ほんとたまりません。音的には離れているけど初期The Back Hornみたいな空気感とかね。良いです。実はワタクシが最近加入したバンドと昔競演したことがあるということを知り、もうそんな偶然だけで良い縁を感じたりしちゃってます。自分のバンドが落ち着いたら是非一緒に何かやりたい有力バンド。

3番手、今回のスプリットの主宰者でもあるdoopamin。激情だとか、ある意味飽和してる中でかなり独特な音を出してるバンドだと思うのですがどうでしょ?eastern youthやkiwirollなんかに通ずるような歌心を見せつつ、lovittのバンドなんかにあるエモーショナルさなんかも垣間見えたり。今こういうバンドは貴重だと思います。楽曲だけ聴いていてもその辺のバンドなどに対するリスペクトも感じられて良い感じ。セルフタイトルのアルバム以来の音源かな?今まだそっちが手に入るのかは分からないですが、そっちもかなり良いのでオススメ。前アルバムの曲だけど、「世界の終わりの始めに立っている」はイントロだけでも泣けてくるくらい熱い名曲。

トリを飾るは、これまた愛知からのALLie。「アリー」と読みます。凄まじくテクニカルでエモーショナルな糞熱いドラムにメロディアスでポップな楽曲、時に浮遊感ありつつ、壊れそうなくらい繊細な絶叫をかますボーカルが魅力。…なんて普通に書いてるけど、それじゃ済まないくらい凄まじいです、このバンド。個性的ながらも聴きやすさも兼ね備えた楽曲センスは本当に新しいし、ライブもやばい。演奏力も凄まじい。特にドラム。ライブであのドラム見て何も感じない人は皆無だと思いますよ。今後は関東圏内などにもライブで足を運ぶことも多くなるらしいので、ほんと必見。現時点で既に突き抜けちゃってるバンドだと思います。余談ですが、デモの2曲目のタイトルは「Alt Eisen」…これでニンマリできる人は確実に「買い」です笑

まあそんな4バンド。なんというか、どのバンドも若く、それだからこそ出せる赤裸々な空気感や初期衝動的な純粋さがこのスプリット最大の魅力だと思います。ジャケなんかも一つ一つが完全手作りだそうで、そこから汲み取れる作り手の心意気も素敵。是非手にとって見て欲しいですね。これをリリースした春夏秋冬recordsに拍手。全バンド各2曲づつ、全8曲(+1ボーナス?曲)収録。
phone & TETOLA93 & ao / PTA 3way
(echo boy records)
¥1000



足利を拠点とする若手3バンドによるスプリット作品でございますよ。リリースは足利BBCの太田さん主宰、Echo boy records(a.k.a やまびこ少年records)から。まあああああ、なんっつってもphoneだよね!!俺、ほんとにphoneの新音源待ってたし。とと、ままま、まずは順番通りいきましょうかね。っつってもトップバッターはやっぱりphoneなんだけど。

はい、まずphone。はじめて見たときはもうすでにライブ終盤、もう最後の曲で、「なんかうまいなあ、あ、ドラムが歌ってるやー。」くらいの感想だった気が。衝撃は2度目にあったわけですよ(多分)。1st demoに収録されてる「独立」という曲を直で見て、聴いて、ぶっ飛びました。「これは凄いバンドになる」と直感しましたよ、と。その後に何度もライブみたけど、パフォーマンスにしろ空気感にしろ、見るたびにその直感は確信に変わって行って、とうとう現実になっちゃいましたね。それが音源として形になったのがこれ。メタリック風味あり、激情あり、ポストロックあり…て書くとなんかありきたりだけど、音自体個性的だし、シリアスでいて感情的で、早くも自分らの世界観をこれでもかってほど押し出していてます。若手のなかではdocument not foundと同じくらい期待してますよ。個人的には最近ライブで最後にやるインストの曲が大好きで、そっちは同時期に入荷したDVDに入ってるから要チェック(詳しくは上の「GOODS/ZINE/etc」から!)。んで気になったらライブにGOです。度肝抜かれること必死。

2番手、TETOLA93。このバンドについては色々書きにくいんですよね…ていうのも(こんなとこでこっそりみたいで申し訳ないけど)実は自分、このバンドに加入することになりまして、ええ。そんなまさかの展開のため、ええ、色々です笑。まあ、これは俺加入前の音源てことで客観的に…収録曲は下の方で扱っているCDから2曲ですが、リマスタリングしてあることもあって、音質はこっちの方がいいですね。や、良いというかtetola93に合った音になってるというか。だから個人的には初めて聴くならこっちをオススメします。下のレビューで曲の説明に苦労したのですが、lifetimeprojectのシライさんのレビューで「gauge means nothingに通ずるところあり」みたいにあって、なるほどな、と思いましたね。言われてみると音自体は結構違うけどゲージの4曲入りepとかに通ずる世界感あり。

最後、ao。浮遊感のある音作りに、これまた浮遊感あるボーカルが乗っかって、言ってしまうならギターロックとか、はたまたエモロックだとか、そんな風にカテゴライズされるのかな?正直に言えば、個人的にあまりグッとくるサウンドではないんだけど、2曲目の「iroiro」での牧歌的メロディーが昇華していってストリングスも交えて壮大に展開する様は美しくもあり、エモーティブで良かったです。なんとなくacidman(なかなか好きなんですよ、acidman。聴かず嫌いは是非)とかをちょっとだけ感じたりもしました。

総評としてはやっぱりphoneが頭一つ二つ抜きん出ていますね。
まあ、こんな感じの3バンドですが、これが足利発ってのは凄いです。凄いんですよ。このCDで今後足利、もっと言えば北関東がどうなるのか、楽しみですね。正直北関東ではあまりこういった音楽は根がなくて、あって熊谷だとかにちょっとだけ?みたいな感じで。最近は他にも北関東に熱い流れを(個人的にではありますが)感じているのでこれを期に面白いことになるのではないでしょうか?やってやりましょう。各バンド2曲づつ、計6曲入り。
VA / Makoto shuld be killed.
(echo boy records)
¥1000



誠死ね!!!!
ということで足利BBCの太田さん主宰、Echo boy records(a.k.a やまびこ少年records)からの入荷。まずこのコンピのコンセプトを下記のレーベルインフォからどうぞ。

2007年7月、ネットの一般化や動画サイトが普及し始め、アニメファンが急増する中、多くのアニメファンを殺意の渦に巻き込んだゲーム、アニメ"School Days"の主人公伊藤 誠へのトリビュートアルバム。日米の、HARD CORE / Noise / Thechno / HIP HOP / ROCK...等全15アーティストによる殺意を込め込んだ危険な作品。
全曲名が"誠死ね"でしめられた狂気のトリビュート。

んふー。いや、アホですな笑
こんなアホをマジメにやっちゃうアホな人は大好きです。んで、収録バンドなどは↓

アビシェイカー
GRIND-dcps
MUSASHINOCLAN feat.イイエ無有ル
大門
HANGMAN
GROYXO
!lolercaust!
ZERO2 A LOT OF DEATH
♂<♀
No.305
CDR
Princess Army Wedding Combat
人糞戦術
BASTER BATION
PRETTY CURE

てな感じ。曲タイトルはマジで全部「誠死ね」だから。まあそんなんだけど、お遊びじゃないから。本気だから(や、お前はお遊びだろ、って思っちゃうのもいるけど)。スカム的な臭いもあるけど、それで敬遠することなかれ。GRIND dcps、Groyxo、zero2 a lot of death、Pretty Cure辺りはマジでいいよ。特にGRIND dcpsは一人ノイズグラインドなんだけど、Agoraphobic Nosebleedなんかをクソエモくしたみたいな楽曲が本気でかっこいい。手に入れにくいかもしれないけど、良かったら他の音源も探して聴いてみて。超オススメ。その他にもスカム界で著名なPrincess Army Wedding Combatが入ってたり好きモノにはたまらんブツですよ。もちろんスクイズファンもどうぞ。つか、俺もあらすじくらいしか見てないけどね…ちゃんと見てみようかしら。まあ、そんなこんなのNice boat.なリリース。全15アーティストがそれぞれ1曲づつ、全15曲収録。
VA / Local Punk Never Die vol,1
(19 records)
¥0



栃木県足利市にはbbc northていうライブハウスがありまして、まー色々あったようで2010年1月31日に閉店してしまいました。正確には近くにある同じ系列のクラブ?と合併する形で存続はするみたいだけど、それでもいなくなってしまった人、いなくなってしまうであろう人、変わる環境、そんなこんなありつ実情として足利bbc northというハコは悲しいかな、あの日に「無くなった」んだろう。
そんな終幕の日、総勢34バンド程ていうアホみたいな数のバンドで足利bbc northラストライブが執り行われた。床はこぼれたビールや飲み物でベタベタになり、他のハコでは類を見ない程にそこらじゅうゴミだらけで汚く、ぶっ壊れたドアノブ、ていうかドア、どこから来たのか誰も知らないけどいつも来る謎のうるせえ外人、騒音の苦情を受けてやってくる警察官、それでもピースフルな人と空間。まるで昔の映画で見た、馬鹿だけど気の良い不良たちの溜まり場の空き地みたいな匂いがプンプンしてて、これこそが「足利bbc northだ!」と言わんばかりの笑いあり、涙あり、ポロリあり(マジで)のまさに混沌、地獄絵図的な様相を呈しつつも足利bbc northというハコに対する愛しかない空間だった。朝6時近くになってトリの演奏が終わった後、残ったみんなでステージ上にあるbbcのカンバンを外して記念撮影したりしてたら、なんか卒業式みたいだな、と思った。
俺自身、誤解を恐れず正直に言えば土地や建物に対する執着が強い人間ではないし、さらにずっとここでライブやってきた人、楽しんできた人、働いていた人、見守ってきた人たちなどに比べりゃあ、言ってしまえば新参者でもある俺の思い入れは強いと言えないんだろうが、そんな俺でも感じ入るもの多くあった。というより、ライブが終わって、今これを書いてる時に当日を思い出したら感じ入った。結局のところ、bbc northが無くなろうがなんだろうが、その場所を愛して集まって繋がった連中がいることだけが真実なんだと。それで人と人とが繋がって、出した音が全てだ。環境は変わってしまってもそんなもん屁ともしないバイタリティや勢い、そして愛をあの日に感じて、節目ではあったとしてもなーんも終わってないことを確信した。
てことで、上記のvisyaaaというバンドでも活動してる子が足利の仲間らとレーベル設立、その第一弾として足利bbc northと縁あるバンドの曲をこれでもかと詰め込んだサンプラーCDを発表、とりあえず収録バンドはコチラ↓

-Disc1-
01,ao/November
02,Alsiel/Heavy story
03,Ash planet/the WORLD
04,Car10/Yeah!
05,Cooking casper/STAY SHiT![Live]
06,FORCE OUT/SKP
07,itoi/違い
08,MILKY SHEEP/木漏れ日
09,Mississippi Duck Festival/ダレカノウタ
10,Neth/Tell me!
11,phone/クソッタレ[Live]
12,ricolt/知ったかぶり
13,SECRET/recall

-Disc2-
14,Stuck/睡蓮
15,Summer Beauty/Waikiki beach story
16,TARIRARIRA/useless man
17,TETOLA93/OVID
18,THE HORNED OWL/夜に消え、唯走る
19,Visyaaa/Lunatic violence
20,ゲセワ/かわいそう
21,ジャネイロ/HAPPY BIRTHDAY
22,スパンプキング/germany
23,赤風船/恩知らず
24,黄桃/本当のこと。
25,緑化/grow old

音的なこと。個人的な好みでいえばやっぱりricolt、phoneあたりは純粋にズバ抜けてるし、その他force out、itoi、visyaaa、ash planet辺りはとても良い感じよ。他にも好みじゃないけどレベル高いなあ、て思うバンドとか、はたまた音源聴く限りウンコっすねみたいなバンドもいるけど、まあああ、これは凄い。サンプラーの域を軽く超えてるから。ちゃんとプレスしたCDが2枚組、さらにフリー配布音源だわ、それを地元の若い子らが集まって皆で作ったってんだから。彼ら19recordsの足利に対する本気の想いを感じてしまうんよね。これだけのものが出来るならbbc northが無くなってもなんら心配無いな、と本気で思う。バンドに対しての、仲間に対しての、足利に対しての、愛。もう、これを聴いた人が一つでも何かしら見つけてくれることを願いわずにはいられんよ。25曲入りの、足利bbc northが最後に産み落とした種、はたまた爆弾。またねー。
(一応フリーだけどこれだけでも通販対応しまっすぜ。送料はかかるけど。)
TheScytheWillRustAway DISTRO

欲しい作品があれば、こちらまで作品名、お名前、ご住所、ご希望の発送方法(特に希望が無ければ最安値の郵便方法を優先します)、支払い方法を記載してメールください。
その後に在庫の有無、合計金額や発送方法の詳細などを折り返し連絡します。
一応、発送方法、支払い方法としては

発送方法 : 定形外郵便、郵パック、冊子小包
支払い方法 : 郵便局代引き、郵便振込み、銀行振り込み
         (正直、代引きはやたら高いです。オススメできません…)

などがありますが、希望があれば出来るだけ対応しようと考えているので何かあればメールにてお願いします。

LP CD TAPE GOODS/ZINE/etc
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