欲しい作品があれば、こちらまで作品名、お名前、ご住所、ご希望の発送方法(特に希望が無ければ最安値の郵便方法を優先します)、支払い方法を記載してメールください。
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一応、発送方法、支払い方法としては
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支払い方法 : 郵便局代引き、郵便振込み、銀行振り込み
(正直、代引きはやたら高いです。オススメできません…)
などがありますが、希望があれば出来るだけ対応しようと考えているので何かあればメールにてお願いします。
7インチ |
The Birds Are Spies, They Report To The Trees / st 7'' (ape must not kill ape / adagio 830) \650 sold out ![]() ape must not kill apeとadagio830の共同リリースでノルウェーのバンド、The Birds Are Spies, They Report To The Trees(長い!)の7''。絶妙な揺れを見せつつも感情爆発なバックに、絶叫するでもなく泣き喚くように歌うボーカルが最高にエモーショナル!個人的には、「今アホのように狭くて段差のないスタジオとかでギュウギュウにぶん詰まりながらライブをみて暑苦しく拳をグッと握り締めたいバンドNo1」です。mid90'sモノが好きな方には本当にオススメ。Catena Collapseのメンバーも在籍しているよう。全4曲。 |
Cotidie Mori / st (7''+CDR) (sons of vesta) \800 ![]() Sons of VestaからCotidie Moriの7''を入荷しました。きましたこれ、クソッタレ良いです。このバンドには、どのパートかとかは分からないんですけど、La QuieteとKhereのメンバーが在籍しているようで、音のほうも両バンドの旨みがいい具合に出てますね。そこにエモバイオレンスな風味もかなり強めに出ていて凄く良い感じ。こういう音って、何気に今までありそうでなかったんじゃないかな?なんというか、聴いた感じ間違いなくイタリアな音だと分かってしまうところが凄い。La Quiete、Khereはもちろん、Raein、Endless Inertiaなどのイタリア激情好きは聴いて損はないです。7''と同内容のCDRが付いてます。7曲入り。 |
Defeatist / Thanatonic State (level plane) \700 ![]() Level PlaneからDefeatistの7''を入荷。もうジャケでそんな匂いぷんぷんですけど、イエス、超どグラインドしちゃってます。「え!?これがLevel Planeから?」って感じもするかもしれないですね。まあ、Graf OrlockとかHe Who Corruptsとかやってる時点でそんな違和感ないけど。うん、面白い。さて、その音についてですがかなりハードコアよりのグラインドって感じ。AnodyneやKalibasのメンバーがやってるってことで、AnodyneはともかくKalibasなんかだと「もっとメタリックな音だったり?」と思うかもしれないけど、メタリックさはそこまで無いですね。その二つをうまいこと掛け合わせた音と言うか…むしろ324とかRealizedとかの日本のバンドに少なからず近いものを感じます。なんかGrind Osaka Compilationとかにこっそり入っててもばれなそう。そんでもって曲も(何気に)結構丁寧に作られてて、勢いだけじゃないとこも高感度アップね。個人的にはドラムのセンスにもベタ惚れ。こんなのもっと扱いたいなああ〜。うちでも需要あるんでしょか?8曲入り。 |
Ghost Town / st 7'' (communique records) \600 ![]() 今回最後のCommunique Recordsモノ、Ghost Townのst 7''です。うーん、渋い。もうジャケからして渋い。んで、かっこいい。古き良き(このフレーズ嫌いだけど)パンクロックを基調に激情しました、みたいな音作り。そこまで目新しいことはやっていないんだけど、なんで良いかって、単純に曲が良いからね。こういう音を出してるバンドって結構いると思うけど、このバンドは曲そのものにセンス感じます。でもやっぱこれ系の音はライブ見ないと総合判断難しんですよ。だから日本来て!L'antietamとかKite Frying Society、初期Amalthea、Her Breath On Glassとかに近い感じがあり。これもワンサイドピクチャーなんだけど、ピンクビニール、オレンジビニール、ブラックビニールの3種あって、そこにこれまたそれぞれ違う色のインクでプリントがされてます。それがすげえ良い感じ。ハンドスクリーン丸出し。2曲入り。 |
La Quiete / st 7'' (sons of vesta) \700 ![]() La Quieteのおニューセルフタイトル7''入荷。これの前に出た7''でも新境地を感じさせてくれたんですが、今回の作品でもまた一歩先に行った感がありますね。1曲目はどちらかといえば前7''からの流れを踏襲したような印象を受けたのですが、問題はその後、特に後半2曲が凄い。今まであるようでなかったような、La Quieteぽくないんだけど、La Quieteぽいような、まーた一筋縄ではいかない、一癖も二癖もある感じで。こんな風に言うとやたら難解なのか?とか思っちゃうかもしれないけど、そんなことはないです。うーん…とりあえず、確実に言えるのは間違いなくLa Quieteであり、また名曲が誕生したなコレ!ということ。演奏とかが凄まじくうまい!てわけでもないし、それでもこんな思わせちゃうLa Quieteはやっぱ何か異質だと思ってしまいます。すっげ。全4曲収録。 |
Loma Prieta / st 7'' (ape must not kill ape / discos huelga) ¥650 sold out ![]() ape must not kill apeとDiscos Huelgaとの共同リリースで、ギター3人にドラム1人の変則スタイルバンド、Loma Prietaの7''です。React With Protestからのコンピ、The Emo Apocalypseにも参加してましたね。超ファストなショートチューンに展開しまくりな曲調、そこに常軌を逸した発狂ボーカルが乗っかるエモバイオレンススタイルの真骨頂!要所に入る裏返って絶頂まで達した甲高いボーカル(というかこれはもうほとんど悲鳴)が胸を抉りまくり。そんでもって何気にかなりメロディアスなコード進行だったりでほんとどツボなバンドです。片面に1曲づつ、全2曲で4分満たないくらいの短さというのがまた最高ですね、コレ。AmpereとかLouise Cyphre、Henoa等が好きな方なら間違いないでしょう。燃え尽きすぎ。 |
Mako / st 7'' (escucha! records) \500 ![]() メキシコのescucha! recordsからオクラホマのバンド、makoのデビュー7''を入荷しました。こりゃあ、かっけえや!荒さと精密さの中間を良い具合にいく演奏に野太い咆哮タイプのボーカルが抜群の噛み合わせだし、叙情的すぎるインストからパワーバイオレンスな匂い溢れる爆発的な展開までやり倒す圧巻の曲の良さもドツボっすぜ。キレッキレなキメでガシガシ攻めるとことか、ときたま入るギターの単音リフのセンスとかもグッド。デビュー7''にしてはレベル高すぎでしょ。ほんと昔のlevel planeとかから出ててもおかしくないレベルだよ、マジで。ampereとかにも通ずる部分アリ。好きものにはたまらんブツですぜ。爆散6曲入り。 |
Mladie / st 7'' (7''+CDR) (nuestra lengua records) \600 ![]() Nuestra Lengua RecordsからMaladieの7''入荷。Maladyじゃないよ。紛らわしいけど。これ、めちゃくちゃかっこいいっす。90年代後期の激情バンドにあったような空気かんで疾走しまくりで、吠えるような男らしいボーカルが喚き散らすわけですよ。んで楽曲もクソエモい!Stonehengeらへんのバンドとか、あとFrom Here To Eternityの頃のenvyとか好きなら一発ですな。この7''には3曲収録されているんですが、その他にmyspaceで視聴できる「Las Manos Esterchas」て曲が鬼のようにかっこいいんですよ。実はこの7''に収録されてるんじゃねえかと思ってたんですが、入ってなくてちと残念。でもフルアルバムの予定もあるようなので、そっちに収録されるのかな?なんにせよ、楽しみ。あ、これ、CDRも入ってるんでレコードプレイヤー持ってない人も安心です。インナーの作りも素敵なんですぜ。 |
The Monaco Heartattack (apocaplexy records) \500 ![]() ドイツの新興レーベル、Apocaplexy Recordsから、The Monaco Heartattackの7''入荷です。トラブル等でリリースが遅れたり、連絡取り始めてから半年以上経ての入荷。苦労しましたわい。中身の方はorchidを主軸にsaetiaやヨーロッパ周辺の影響もかすか〜に感じとれるようなエモバイオレンススタイル。結構ミドルテンポ。マレーシアってことでutarid、kias fansuri、初期my precious、daighila等の東南アジアバンド特有の荒々しさもビンビンです。うん、悪くない。悪くはない…んだが!個人的にはもう一つ二つパンチが欲しかったかな。正直、上記の東南アジア勢と比べるとどうしても目劣りしてしまうかも。それでも髄所で「お?」と思わせる部分があるから入荷したんだけどね。特に2曲目、5曲目辺りは今後に繋がる煌めきを感じますよ。そういうバンドがいっぱいいるから東南アジアものは侮れません。このThe Monaco Heartattackにももちろん期待。5曲入り。 |
SL-27 / st 7'' (react with protest / mashnote) \600 ![]() ドイツのReact with ProtestとベルギーのMashnoteの共同リリースでベルギーのSL-27の7''です。React with Protestのコンピ、The Emo 〜シリーズにも参加してましたね。超ファストでテンションバカ高に突っ走る様が熱すぎ!ファスト要素強めなエモバイオレンス、って感じかな?そんなにシリアスになりすぎず、結構な奇天烈っぷりも見せてくれたり、なかなかの面白バンドかと。無理矢理言うならCombat Wounded VeteranやUsurp Synapse、Jenny Piccoloなんかから滑りを取り除いてからカラッと揚げてファニーふりかけをかけたような…そんな感じ?あっというまの9曲(!)入り。(追記:バンドは今年中に解散してしまうそうです。おぉう…) |
Suis La Lune / st 7'' (escucha! records) \700 sold out ![]() 今をトキメキまくり、suis la luneのとある7''入荷。とある、というのはですね、この7吋、再発なんざんす。元の音源は2005年だかにリリースされたCDR?7インチ?のもの。てことで、過去の作品でやんすね。俺も元の音源持ってないから、収録されてる2曲は初めて聴いたんだけど、やはりape must〜から出てたアルバムの前の作品です、て印象を受けたな。なにぶん一緒に入荷したosceolaとのスプリットの曲とか、10''の曲が素晴らしすぎるのでどうしても比較してしまうわけだけど、それでもsuis la lune節はこのころから全開だし、すこぶる良いです。特にピアノも取り入れた美麗な1曲目とかすんばらしいし、俺もこのままだったら聴くことのできなかった名曲を聴けて嬉しいしね。数レーベル共同でリリースするわ、てのは感じますし、単純に感謝感謝。ちょいと値段がお高くなってしまうのが玉にキズだけど。まあsuis la lune大好きっこはマストでしょ。あまり数入荷できなかったから欲しい人はお早めにー。2曲入りっす。 |
Vs, Haunted Bodies / st 7'' (communique records) \500 sold out ![]() Communique Recordsから色々入荷。まずはこのVs, Haunted Bodiesのst 7''ね。ところどころでバンド名表記が「Vs, Havnted Bodies」だったり、「Us, Haunteds Bodies」だったりして、どれがほんとなのか分からん…まあ「Vs, Haunted Bodies」でしょう。…あってるはず。間違ってたらスミマセン…。どうやらメンバーにLoma Prietaの人がいるらしく、音の方も結構近い感じ。つか、もろに初期Loma Prietaっぽいフレーズや演奏もちらほら。つっても、Loma Prietaが新譜であーんな感じになってたので(こっちも近々入荷予定。凄いことになってます)、初期Loma Prietaのチープっぷり、狂気っぷり、ショートチューンっぷりをこのVs, Haunted Bodiesがうまいこと受け継いで楽しませてくれてる、って感じもします。そんなこんなで初期Loma Prietaはもちろん、初期Neil Perry、初期Danse Macabre、Van Johnson、Am I Dead Yet、Enoch Ardonとか好きな人は絶対ハマる。だって俺がそうなんだもん。片面4曲入り。 |
Wolfgang Japantour / Necessary Ordeal (crew for life records) \800 ![]() 2010年5月、かの札幌カウンターアクションにてライブしてきまんた。生まれて初めて北海道行ったんだけど、どこまでも広がる自然に映えまくる夕日やら、関東じゃ絶対見れない程の星空やら、カウンターアクションていう伝統あるライブハウスやら、そこで見た伝説級のステッカー群に感無量だわ、自分らのライブは課題がアリアリだったり、時計台は噂通りしょぼめだったりで最高に楽しんでしまったわけだけど一番の思い出はwolfgang japantourとの対バン、そしてライブを観れたことかもね。 知ってる人は知っている、殺幌の生んだ奇跡の3ピースメロディックパンクバンド、wolfgang japantourの7''入荷です。傑作。もう手放しで傑作ですよこれは。今までにデモやコンピ参加等で音源を残してまして、それもほんと最っっっ高だったwolfgang japantour、ついに待望の単独音源リリースなわけですよ。メンバーはmoonwalk、black film dance、aeroscream、knuckel head、motiveless、swarrrm、gomnupersなどなど錚々たるバンドを渡り歩き、または現時点でも活動しているバンドのメンバーが集まってまして、もうこのメンツ見ただけでかっこ悪いわけがないでしょ?凄まじくテクニカルでメタリックでポップで攻撃的で刻みまくり哀愁すぎる怒涛のギターとmoonwalkでも聴けた透明感マックスで切なすぎる女性ボーカルのミスマッチがまさかの化学反応で、胸を掻き毟る程切なく疾走する超弩級唯一無二のメロディックパンクサウンド展開ですぜうっほぅ!!!まあこんなテンションになっちゃうわけだけど、このバンドはほんと凄いから。唯一無二ってのはマジでこのこと。こんなにも耳馴染み良いのにジャンルで分けるのも憚られるほどに独創的なバンドはなかなか無いですよ。個人的には1stデモとcycle of the moonというコンピに収録されていた「keep on flowing」という曲が名曲すぎるので気になる人は探してみて。まだ手に入るのかな?ライブも成熟した凄味と落ち着きを感じさせつつ最高に熱すぎるもので、是非ともいつか企画なんかにもお呼びしたい次第。といっても今はメンバーさんの都合であまり頻繁には活動できないようなので、もしライブ観る機会あったら見逃さぬように!いや、マジで!!現時点では個人的にcowpersやkiwiroll、イースタンユースにも並ぶ超絶バンド。 最上級のメロディアス哀愁パンクロックンロールな4曲を収録。素晴らしすぎて泣いちゃう! |
Battle of Wolf 359 & Singaia / split 7'' (react with proest / parade of spectres) \700 ![]() React with ProtestからBattle of Wolf 359とSingaiaのスプリットを入荷。 イギリス、ロンドンからのBattle of Wolf 359は今まで出した2枚のデモも糞ったれかっこよくて、このリリースはほんと楽しみにしてたわけです。基本デモの流れを踏襲してる感じだけど、このバンドはデモの時点で完成されてると思ったので、むしろ変にナヨナヨしたりしてなくて良かった。Louise Cyphre、Tristan Tzara、Deadseraphim、June Paik等にも通ずる重苦しく、重厚で叙情的な楽曲がマジドツボ。んで疾走しちゃったりするんだから、ほんともうヤバイ。こういうノリはドイツのバンドにやらせてこそ世界最強だと思ってたんだけどなあ。凄いっす、BoW359。ほんと大好き。 対するはそれこそドイツのSingaia。うん、ドイツ。多分。このバンド、あまり情報がないんですよね。メンバーにlarsという名前があるんだけど、ということはReact with Protestのオーナーがやってるバンドなのかな?まあ、それで音のほうですが、これまたエモバイオレンス丸出し。Battle of Wolf 359とも似た世界観なんだけど、こっちはもっとカラッとしていて、それでいて疾走しまくり。Danse Macabreとか近い感じかな? Battle of Wolf 359の方は今後も何本かスプリットやコンピ参加等の予定あるみたいなんで、要注目。Battle of Wolf 359は2曲、Singaiaは4曲、計6曲入り、くりあびに〜る。しっかし、内容とまるで正反対のようなジャケ。 |
Danse Macabre & Am I Dead Yet / split 7" (react with protest) ¥600 ![]() ドイツのDanse MacabreとベルギーのAm I Dead Yetのエモバイオレンス対決スプリット。Danse macabreの方はElectric Human Projectからアルバムも出ていますが、その流れを踏襲しながらもかなり荒れ狂っていて、叙情的に大きく展開しつつも2分未満で突っ走る3曲を収録。とりあえずドラムの突き抜けっぷりがカッコよすぎ!そんなにやっちゃうのかよ!?って感じ。一方のAm I Dead YetもEnoch ArdonやThe Apoplexy Twist Orchestraよろしく、突っ走りまくりのファストエモバイオレンスな3曲を披露。そのくせところどころに感じられるmid90's風の色合いなんかもたまらないです。が、こちらの方は既に解散してしまっているとのことで、かなり残念。両者とも凄まじい熱量で畳み掛ける好スプリット。3曲づつの計6曲入り。 |
Her Breath on Glass & Danse Macabre / split 7" (react with protest) ¥600 sold out ![]() ドイツのDanse macabreとマサチューセッツのHer Breath On Glassの片面7''スプリット。The Last Forty Seconds、The Saddest Landscapeのメンバーも在籍するHer Breath on Glassは漢を感じさせる熱いvoが喚きつつ不穏なコードを多様して展開する様がたまらんです。個人的には「あれ、こんなにかっこよかったけ?このバンド」とまで思っちゃいましたもの。一方のDande Macabreも本気で迎え撃ってますよ。RaeinとFuneral DinerのスプリットでRaeinの1曲目、「This is Your Cage」を聴いたときはそのドラマチックさにかなりの衝撃を受けたものですが、このDanse Macabreの曲を初めて聴いたときにはその衝撃をありありと思い出したものです。Danse Macabreの曲で一番好きかも。名曲。まあ、そんな感じなんです。各バンド1曲ずつの計2曲。 |
Only for The Sake of Aching & Amalthea / split 7" (ape must not kill ape) ¥650 sold out ![]() ドイツのOnly for The Sake of ArchingとスウェーデンのAmaltheaのスプリット7''。両バンドとも生々しい熱を放出しすぎです。Only〜の方は渋〜く展開しながらも瞬発力ある動のパートをセンスよくビシッ!と入れてくるのが熱すぎ。Amaltheaはこれの後に出たアルバムよりどちらかといえば以前のシングルに通ずる熱があります。これ、両バンドとも是が非でもライブ見たいんです。これ系の音出してるバンドはやっぱり狭いとこで拳握って暑苦しくライブ観賞したくなってしまいます。両バンドとも2曲ずつの4曲入り。 |
Only for The Sake of Aching & The Third Memory / split 7" (ape must not kill ape) ¥650 sold out ![]() ドイツのOnly for The Sake of ArchingとフランスのThe Third Memoryのスプリット7''。Only〜は上記のAmaltheanとのスプリットの曲を踏襲したような流れで。個人的にはこっちの楽曲の方が好みです。The Third Memoryはimpure muzikからアルバムも出てるので知ってる人も多いでしょう。もう聴いただけで「おああっ、おフランス!」て感じのギターの鳴りもステキ過ぎる疾走悲哀チューン。やはりおフランスものには卓越した何かがあると感じます。Daitroっぽい音造りでがっちゃんがっちゃん突っ走ります。かっこよすぎ。Only for The Sake of Archingが2曲に、The Third Memory曲の計5曲入り。 |
Trifle Tower & Killeur Calculateur / split 7'' (communique records) \600 ![]() Communique Recordsから入荷第2弾、アメリカのTrifle TowerとマレーシアのKilleur Calculateur、スプリット7''です。 Trifle Towerはアメリカもの特有の爆発力に、La QuieteやRaeinに代表されるヨーロッパもの特有のリズム感とスケール感を取り入れたような良曲を披露。pg99から妖しさを取り除いてユーロ的ノリも交わった、みたいな風でしょうか?Sophoraとスプリット出してたEucalyptを初めて聴いたときの衝撃を思い出しました。Eucalyptもそうなんだけど、ヨーロッパ的なリズム感、スケール間を取り入れたようなバンドもアメリカで増えているようですね。このTrifle Tower聴いてるとそんなのをまた改めて感じ、お互いの文化を認め合って、それがこういう形で現れているのが見て取れるのは凄く面白いし、なんだか感動します。 対して、Killeur CalculateurはUtaridのメンバーも要するマレーシアのバンド。Emuzah Recordsからのコンピにも入っていたし、知ってる人も多々いるのではないでしょうか。このバンド、かなり面白いです。Utaridほどの爆発力はないけど、そのぶんインテンスに富んだ展開を見せてくれます。無理矢理例えるなら、良い意味でしょぼ〜くなったOff Minorといった感じ。このスプリットでは結構シリアスな曲調もあるけど、Myspaceとかで聴ける曲とかだとキーボードとか導入してファニーなノリとかもやれちゃうし、かといって軸がぶれてるような感もなく、この自由度と統合性はかなり面白いです。このバンド、もっと続けたら相当化けるんじゃないかと思います。 どちらかと言えば、現時点ではTrifle Towerの方が上回ってる感あるけど、Killeur Calculateurの方が可能性を感じます。そんでもって、対極っぽいんだけど何気にどこか通ずる部分もあって、面白スプリットですよ。それぞれ2曲づつ、計4曲収録。 |
Suis La Lune & Osceola / 7'' (escucha! records) \500 sold out ![]() はい、きましたドン。suis la lune様の新作ですよ。ワシントンDCのosceolaとのスプリットです。ととと、こんな書き方したらsuis la lune贔屓じゃね?て感じですが、しょうがない。事実suis la luneの圧勝かなあ、と。俺はね。素晴らしすぎた前作の10''、「heir」に続く圧倒的美麗な「friends」1曲を収録なわけですが、んまーこれも良いです。やっぱり同時期に入荷した再発7''と聴き比べると包み込む空気感からして違うね、駆け抜ける一輪の爽やかな風のよう。ほんと単純に、心にズンと響くわー。もうsuis la luneは、似たようなバンド挙げるようなことすら出来ないほどのもんを身につけたと思う。レビューになってないやね。まあそんだけ凄いよ、てことです。曲構成とかは結構王道的なんだけど、音選びから音造りから何からがmid90sなんかの影響も感じさせつつ、自分たちのものとして昇華させた感アリアリ、アホ程個性的でそれでいて聴きやすくもある、いやアッパレっすわ。 あ、osceolaね。うーん、悪いバンドではないと思うけど相手が悪かったわ…!portraits of pastとかからdaitroなんかまでを彷彿させなくもない感あるし、2曲目は普通に好きだけどね。今までもスプリットやコンピ、その他日本でツアーなんかもしてるくらいバリバリ活動してるみたいなんで今後に期待かな。 つーことで、suis la luneが1曲、osceolaが2曲入りです。こちらもそんなに数ないので欲しい方はお早めに。 |
9インチ |
Shikari & Louise Cyphre / split 9" (level plane) ¥1200 sold out ![]() Level PlaneからShikariとLouise Cyphreの9インチスプリット。これは凄まじい。まさにカオスってます。オランダの伝説、屍狩りはクラスト色も色濃く爆走するカオティックサウンドでぶっ放します。ブラスト交えつつ高速で突き進むドラムに甲高い絶叫ボーカルが乗る様は圧巻…さらにそこに叙情的ながらもクセのあるメロディーのギターがのっかったその様は、悲しくも最早立ち止まれなくなった巨獣が目の前の全てを薙ぎ倒しながら走り続ける(?)ような哀愁を感じます。…てShikariだけでも悶絶ものにかっこいいのに、ここで俺が敬愛してやまないLouise Cyphre様がタッグを組んだのだから、うわぁお!!La Quieteともスプリットを出していたりするので有名だと思いますが、ほんと凄まじくかっこいいバンドです。類まれに見る暴虐っぷりながらも最高に叙情的で、耽美的で、そのくせに計算されつくした楽曲。んでも、そんな知性を感じさせないくらいの狂いっぷりとか、もう素晴らしいですよ、芸術的。基本的にはエモバイオレンスなんて呼ばれる音楽になるかな?その辺好きなら、つか好きでなくても是非一度聴いていただきたいです。このスプリットはマジで両バンド最高のカオティックサウンドを奏でてるし、ジャケもキモくてかっこいいしで、ほんと一押しの作品です。Shikari解散済み、Louise Cyphreもほんとについ最近活動休止みたいな感じに…心から活動再開を望みます。一応、Shikariの曲はディスコグラフィーにも入ってないので、そこらへん心配な方はご安心を。Shikariが4曲に、Louise Cyphre5曲で計9曲入り。最狂スプリット!! |
10インチ |
Suis La Lune / Heir (tdd records) ¥1400 sold out ![]() 入荷リクエストの末、1stも取り扱っていたSuis La Luneの新譜入荷。数レーベルでの共同リリースです。なんなんでしょうね、このバンドは…1stもそうだったんだけど、やっぱりどう聴いてもそこまで俺が好きそうな音の質感ではないんですよ。いや、基本的には好きなんだけどね、ドツボにハマるような感じではないはずなんです。…なのになんでこうもガツンとくるんでしょうか…?不思議すぎる…マジでいいわ。基本的には1stの流れを踏襲しつつも、1stよりもかなり劇的に壮大でメロディアスで、それでいてオリジナリティに溢れた音出してます。それこそRaeinやLa Quieteなんかに匹敵するほどのオリジナリティ。素晴らしすぎる。こんなに綺麗で激しくて悲壮的なバンドはそうはいないですよ。500枚限定プレスみたいだし、ウチでもギリギリで入荷できたくらいだから、持ってない人は早く聴いて!同内容のCDも付いてるからレコードプレーヤー持ってなくても大丈夫だから!でも、これきっかけでプレーヤー持ってない人がレコードでも聴きた過ぎるようになってプレーヤー買っちゃったりしたらもっと最高だから!なんにせよ、最高だから!神懸かり的な4曲収録だから! |
Daitro / Des Cendres, Je Me Consumme (music fear satan) ¥1200 ![]() わーい、10インチ棚が一個増えたよー。しかもこのド名盤。Daitro様々の1st再発っすわー。これ程に「聴きたくても聴けねーんだよ!だからこの辺のバンド嫌いだ!」って人が多い作品もないんじゃないんでしょうか。ある?あるか。まあいいや。 や、ねーんだよ!2ndとなる「Laisser Vivre Les Squelettes」や3rd「Y」、その他コンピやスプリットなどで数々の名曲を発表し続けているDaitroですが、順々に聴いている人なら分るように進化や成長…というよりは人間としての歩みを感じさせてきたわけで、まあこの再発1stはその出発点と言いますか。そんな感ビシバシですわ。だって走るんだもん、Daitroが。オープニングからブチ切れてんだもん、Daitroが。それでいて、そんな頃からDaitro節全開の唯一無二サウンド奏でまくってて、マジでこのバンドは尋常じゃないっす。てことでモチロンその後にも通ずるDaitro的美麗メロにタイトすぎるドラム、ベースも暴れまくりなんすが、不穏な不協和音コードや変拍子等も多様し、変幻自在の曲展開、今現在とは比べ物にならないくらい発狂的暴力的なキレまくりボーカルが光りに光る!!今のDaitroを知っているからこそ分るのか、もう初期衝動的爆発力に塗れたクッソ名盤すよ、これ。個人的にはDaitro作品の中で1、2争うほど大好物っす。多分すぐ売り切れるんじゃねーか?と踏んでるんで欲しい人はお早めに。全7曲。 (一応ブラックビニール、クリアビニール有り、希望ある方は注文時にその旨お伝えください。クリアビニール無くなったらこの文消す予定です。) |
12インチ |
Alpinist / Minus.Mensch (contraszt! records / Alerta Antifascista / phobiact records) ¥1300 price down! ![]() うっしゃあああああああああああ、ついにキタっすぜ!鬼か天狗か、ドイツのalpinistの12''入荷っす。テープとCDで出てたデモを聴いた時からずっと入荷したかったんだけど、その時には既に在庫無し、新しい音源出たら絶対入荷したるぜ、と心に決めていたalpinistの新音源、ついに出たんすよ〜(ちなみにそのデモはマイスペからダウンロード可能。デモなのに10曲も!しかも内容も鬼!)。クラスティーな音でドカドカ爆走しつつも深みのある音づくりに音圧、ヨーロッパ的なお耽美メロディアスもブリバリだわで、これで燃えない日本男児は最早金玉引っこ抜かれてるんじゃないかと本気で思いかねない勢いですよ、僕ぁ。なんつーか、ねえ、もう説明とか要らないから。生で拝んでオドロキやがれッ!て感じ。his hero is gone、tragedyもちろん、ekkaia、schifosi、nagasaki nightmare、ananda、perth express、battle of wolf 359、eavesなどなどのファンにまで間違いなしのオススメ作品。要は最高っつーことっすわ。全11曲。いいから拳ブチ上げろや! (追記。2011/2/6以降、現在の取り扱いは2ndプレスのものです。) |
Alpinist / LICHTLAERM (vendetta records / phobiact recrods) ¥1300 ![]() アップが大分遅くなりましたが、ドイツからalpinistの2ndフルレングスを入荷です。前作同様ブリバリに暴れまくるサウンドはそのまんまに、楽曲面で言ったらかなり突き抜けたね。1stはアルバム通して一直線に全力で走りぬけるような、ある種単調で一辺倒なんだけど、だからこそ統一感があり一気に聴き抜けて、且つ完成度の高いものだったと思う。2ndである今作では、1stの曲以上に強烈に印象に残るダウンパートやさらに洗練されたリフワークに展開の妙などなどが今まで以上に凄まじくなっており、結果楽曲の幅もかなり広がり、アルバムとしてのドラマ性もアップで、最早完璧。てか、単純にバンドとしてのレベルが上がったってことかね。1st同様、鬼オススメ。もちろん1stや以前の作品が好きだった人にもオススメ、良いとこだけ残してさらに進化してるから期待してくださいや。日本国内でも(ごく一部だろうが)かなーりの人気を博しているようで、嬉しい限り。早くも新作スプリットのリリースもあるようなので、そちらも要注目っす。ほんと生で拝み倒したい11曲収録。 |
Antilles / st (allergic to fun) ¥1000 ![]() アメリカ、オハイオからAntillesのセルフタイトル12''入荷ですよん!なんなんだろねー、このバンドは。ともかく一聴しただけで一つ二つ飛び抜けたものを感じて即入荷決めた程のもんなんだけど、ディスコーダントで枯れてて、緻密で激しくて美メロで繊細でいて荒くて煌びやかで…「もうお前、何言ってんの?」て感じだけど、全部当てはまるんよ。何が凄いってそんなん全部バランス良く自分らのものとして纏め上げてるとこかな。普通そんなんはしっちゃかめっちゃかになって纏まりが無くなりそうなもんだけど、そんなん全くなくて一貫してる筋があるんだよね。結果、スーパーかっこいいっす。分かりやすく言うならば、某レコ屋さんのレビューにもあったけどoff minorにエモバイオレンスな要素ブチ込んだみたいな感じが一番しっくりくるかも。音源のみの感想だけど、今後続けていったらマジでとんでもないことになるんじゃないの、このバンド。lion of the north(r.i.p)とかの今新興しつつあるシーンの中でも個人的にはブッチギリの存在です。淡々と書いてるけど、真面目に激情好きには即聴いてほしいほどの名盤だから。マジ素晴らしい…。全4曲入り片面12''。 |
The Apoplexy Twist Orchestra / Create The New (react with protest) ¥1500 ![]() ドイツのReact With ProtestからThe Apoplexy Twist Orchestraの12''。元は2004年にリリースされたものの再発盤で、基本的にはOrchidなどに通ずるエモバイオレンススタイルのバンドですが、よりダークな世界感を醸し出しつつ大きく展開する様がかなりかっこいいです。一緒にスプリットを出していたLouise Cyphreなどに近い雰囲気も感じられるかも。Orchid、Louise Cyphreの他にも、Shikari、Uranus、June Paik、Majority Ruleなどが好きな人にもオススメ。全9曲収録。 |
Asthma Atttaq / Breathe Heavy (nimbus module records) ¥1500 ![]() React with ProtestからAsthma Atttaqの12''を入荷。ベースとドラムの二人がボーカルも兼任するスタイルのバンド?です。メンバー構成からLightning BoltやHellaなどのアッチ系な感じを受けずにはいられないわけですが、期待通りにスコンスコンいってるスネア、8拍ズドドドバスドラにジャッキジャキのリフでモロにLightning Boltに触発された展開を見せたかと思えば、Saetia、Hot Crossばりのエモーティブな熱い流れに突入、さらにはExplosions In The Skyなどにも通ずる美しい広がりを見せるパート(ちょっとだけだけどそれがまたアレなんです)まで披露する始末。そこにかん高い発狂タイプと薄くメロディーを追うエモーショナルタイプの二人のボーカルが乗る奇天烈っぷり…いや、かなり面白いことをやってくれています。Explosions In The Skyとか挙げましたが、正直Explosions In The Sky好きな方にはあまりオススメできないかもしれない変態おもしろサウンドを8曲収録。 |
Battle of Wol 359 / The Death of Affect \1500 (react with protest) ![]() キマシタワヨ!!全世界待望の、何より俺が待ちに待ったイギリスのBattle of Wolf 359の1stアルバムがついに!!てことでreact with protestからの入荷ですよ。これまでもデモやスプリット、コンピ等でとんでもなく素晴らしい楽曲を発表し続けていたBattle of Wolf 359様々ですが、ねえ、もーう、ついに初の正式単独音源てことで、いやあ、待ちましたぜ!!shikariの持つ強烈な突進力と破壊力にJune Paikの重厚な悲壮感、メロディ感を掛け合わせたかのような強力過ぎる楽曲がマジで俺の心を抉りに抉って、もうどうにかなっちゃいそうですよう!1曲目はまず、結構なミドルテンポな曲調で始まるため、「ん!?どうしたどうした、359さんよう!あんたもまさか日和っちまったのかい!?」なんていう俺の疑念も一瞬でかき消しながらガッツリと突き進み、7曲目「anfal」から8曲目「glenfield」の流れは涙腺ズタボロだし、こりゃあほんとに待った甲斐がありましたわー。素晴らしい!1stデモから1曲、2ndデモから2曲を再録、全8紅蓮曲収録。今一番ライブが見たいバンドです。大好きだー! |
Cease Upon The Capitol / 2007 (react with protest) \1500 ![]() I've Come For Your ChildrenのRyan氏在籍のテネシー州リアルスクリーモバンド、Cease Upon The Capitolの2ndをアナログ盤入荷です。CDとはジャケ違い!ほんと大化けしましたね、このバンドは…正直に言えば自分、このバンドの1stはあまり好きではないんです。何か、自分たちの音に迷いがあるような印象があって、どことなく中途半端な感想を持ってました。それが年月を重ね、リリースごとに物凄い勢いで良くなっていくのを感じてはいて、そこでこの大名盤の誕生ですよ。もう迷いだとか、そういうのはないんでしょうね、ついに自分たちの真の姿を作り上げたんだ、と。少なくとも自分はそう感じました。その過程を(あくまで音源のみでですが)見てきた自分にとって、この作品は随分感慨深いです。壮大な美しさと悲哀が入り混じったこれぞ真の激情爆発、ぼくむせび泣き!!ライブ見たいなあ。男泣きな10曲入り。 |
Cowboys Became Folk Heroes / st (bring back the magic / this is not dead) \1300 ![]() フロリダで活動していたエモーティブ激情バンド、Cowboys Became Folk Heroesの編集盤です。あんま情報ないんですよね、このバンド…。おそらく90年後期から00年中期くらいにかけて活動していたと思われるこのバンド、音の方もその辺にあやかってる古き良き激情ハードコアを奏でておりますよ。泣っき泣きのメロでささくれ立った演奏で〜みたいに言えばお分かりいただけるでしょうか?バンドでいえばPortraits of Past、Portrait、Anasarca、Kite Flying Society、The Spirit of Versaillesなんかに通ずるヘチョさと泣き泣き!!!!タマラナイ人にはタマラナイブツとなっております。ちょっと隠れた名バンドっすね。一応最初の5曲がスプリットから、ラスト1曲が未発表曲のようです。インナーの、ポスターなのかな?にはこのバンドが参加したライブのフライヤーコピーがたくさん載っているのですが、名立たる対バンが揃っていてそれ見てるだけでもニヤリとできます。6曲咽び泣き祭り。(ジャケは他のアナログジャケのリサイクル仕様となっております。なので若干痛んだ装丁になっていますが、それも仕様です。ご了承ください) |
Daitro / Laisser Vivre Les Squelettes (purepainsugar / echo canyon) \1400 sold out ![]() 説明不要でしょう。フランスが誇る超絶バンド、daitroのクソ名盤を入荷です。こちらは2ndプレス。sed non satiataとのスプリットも素晴らしかったdaitroですが、機会があったのでこれも入荷しましたよ。既に多くの人が聴き、衝撃を受けていると思います。某所で書いたことから引用するならば、自分にとってdaitroは雪崩のような大自然の起こす絶大な力、そしてその美しさ、壮大な白、そんなイメージです。いや、決してこれは大げさではないでしょう。その楽曲はどこまでも壮大でありながら美しくて繊細で、それでいてフランス特有の耽美的哀愁が、バーッっと、まるで雪原のように広がっている。てまあ、いつも通り分かりにくい感じかもしれませんが、ほんと凄いよ、daitro。音源を聴いただけでも感じるんだけど、来日ライブも味わい、sed nonとのスプリットでのブックレットからも垣間見える活動内容等、知れば知るほどに「本物とはこういうことだ」というのをまざまざと感じます。音的には後期gantzとかenvyなんかイメージとして近いものがあるんだろうけど、こう書くのも本気ではばかられるほどにその音は「daitro」です。まだ聴いたことない人は是非聴いて、感じてください。今、実際に聴きなおしながらこれ書いてるけど、改めて素晴らしすぎて、こんな分かりにくいレビューになっちゃう程の8曲が収録されてます。 |
Daturah / st (denovali) \2000 ![]() こちらdenovaliからドイツのdaturahの2枚組12''入荷です。長尺な轟音系ポストロックなノリね。音的にはmonoとかexplosions in the skyに近いものはあるかな。まあ、それよりも轟音度はちょい低めでダークな雰囲気醸し出してますが。やはりこれも、この季節じんわりと心に突き刺さる良曲を披露してます。が、何ぶん、一緒に入荷したthe kidcrashとkodiakの衝撃がハンパじゃなさすぎたのでレビューはこんな感じ。それよりも凄いのは、この作品の装丁ね。まず2枚組ってことでゲートフォールド仕様なんだけど、かなり重厚。それにa面、b面、c面ときて、d面には美しいスクリーンプリントまで!このこだわりには圧巻です。是非1度手に取って見てもらいたい。denovaliはリリースもセンス超良いし音源の作りも綺麗で面白いしで、大好き。今回入荷したdaturahやkodiakに続く(個人的に思う)冬に似合うような良音源を入荷予定なんで、その辺好きな人はご期待くだせー。しっかし、ドイツからってことで値段が…申し訳ねえっす。 |
Fake Empire / st (behind the scenes) \1300 ![]() ドイツのドゥームクラストハードコアバンド?(初めて聞いたわこんな言葉)、fake empireの1stフルレングスです。クラストっつっても速いDビートのパートなんかは全く出てこないから、それ期待した人はごめんなさいね。代わりと言っちゃあなんだが、ドゥーミーでスラッジーで、且つどことなくストーナー的な要素を感じ無くもないスローパートてんこ盛りを召し上がりなさいな。5〜8分台の曲が4曲ということで、まあこういう重くて遅くてっていうバンドにしては短めな方なのかな?空間系エフェクトも良い具合な静パートからだんだんと盛り上げて怒りをぶちまけるかのような動パートに突入するという、ある意味お約束的なアレですが、まあそれが気持ちいいんよね。んで、俺がこのバンドで一番気に入ったのは、何というか…楽曲全体に漂う退廃的なムードなんすよね。そこはかとなくストーナー的な。マイスペで聴ける以前の楽曲なんかは今作よりさらにその感が出ていると思うので気になる方は是非(ダウンロードも出来るよ)。近いところだと後期fall of efrafaや最近のheaven in her armsなんか好きな人にはオススメできるんじゃないかと。4曲入り! |
Grinding Halt / Sprookjeshof (react with protest / de graanrepubliek / shove) \1500 ![]() オランダのカオティックバンド、Grinding Haitの12''入荷。今回React with ProtestからはBattle of Wolf 359とSingaiaのスプリット、Loma Prietaのアルバム、そしてこのGrinding Haltの12''の3タイトルを入荷したんだけど、全部が全部、俺のドツボもドツボなバンドばかりで我ながらかなりいい入荷だと思うわけですよ、ええ。そんなこんなでこのGrinding Haltも素晴らしいですよー。まず何が良いって、グッチョリしてるもん。ビッチャビチャなの。もう音がエロいし、どカオティック。暗黒世界。魔界。こんなん聞きながら満員電車とか乗ったらヤバイだろうなあ。日々家族のためにがんばるおとーさん方々の首は千切れ、眼球は飛散、緑色の謎液体を噴出しながらミンチと化すことうけあい(脳内で)。Zann、Celeste、Gerda、Towers、Majority Ruleばりのグッチョリ度って言ったら分かるかなー?んでメインのボーカルもかなりブチ切れてて最高。漫画で言えば、ベルセルクの蝕、いやクリフォトかな、そんな感じ。ていうかもはやGrinding Haltがベルセルクです。バーサクかかってます。 全9曲収録。胎教にいかが? |
Heaven In Her Arms / 黒斑の侵蝕 (Liberation of Butterfly / ape must not kill ape) \1600 ![]() メンバー自身が運営するLiberation of Butterflyとスイスのape must not kill apeの共同リリースで、日本のHeaven In Her Arms、1stフルです。LPバージョン。はじめてHeaven In Her Armsを聴いたのはディスクユニオンのコンピに入っていたget out(このLP内での「脱化」)でした。今でもそのコンピを買った日、場所まで覚えてますよう。既に名前だけは知っていて、しかも僕が大好きなconvergeの曲のタイトルと同じバンド名ということでかなり気になっていて。そういうこともあって勝手にかなりの期待を抱きつつ聴いたそのget outが、期待を遥かに上回るくらいのかっこよさで。普通、そんだけ勝手に期待してるとがっかりすることの方が多いのですが、まさかこれほど自分にとって特別なバンドになるとは…。その後、足繁くライブに通ったりするわけですが、その度に確固たる嘘無しの信念を感じて、もうこれは凄いバンドだ、と。音以外でも、精力的でいて信頼の置ける活動内容なんかにも凄く影響を受けまして、言ってしまえばこのディストロを始めた一番大きなきっかけがkillieとHeaven In Her Armsの活動だったりするので、このLPを自分のディストロで扱うってのは緊張ありつつ、そしてとても嬉しいです。 音の方は…今更、言わずもがなですかね?全体的にニュースクール的背景も垣間見せつつ、美しくも悲しいメロディーにどこまでも壮大な広がりを持った3本のギター。かつ内面に深く沈むような陰鬱さと繊細の塊のような完成された楽曲。この繊細さは日本人だからこそ出せるものなんじゃないかと勝手に思ってます。特に歌詞の世界観も大好きで、歌詞読みながら聴くとより一層内面に深く潜れるんです。ほんとツボ。正直に言えば音に統合性、安定感がありすぎるところが気になったのですが、聞き込むうちにこの音質が今回のアルバムとして相応しいものなのだと感じました。個人的に「痣で埋まる」「カナリアと鉄線」「明度八の偏愛」は今後、歴史に残る名曲なんじゃないかと思いますね。よくenvyに似ているとか言われがちですが(例えとして出すのなら分かりやすい例えだ、ってのも事実だと思いますが)、もうそういう次元を超越しているんじゃないかと僕は思うのです。というか。激情だとか、そういったジャンルに捉えることすら無意味に思えます。それはもう聴きこめば聴きこむほどに。ベタな言い方ですが、Heaven In Her Armsは間違いなくHeaven In Her Armsでしかない音なんです。ここまでそう心から思えるバンドもなかなかいません。そろそろCDの方もリリースされると思うのですが、そっちには入っていない「無像」という曲が入ってます。全9曲。 |
Heaven In Her Arms / Palaselene (denovali) \3300 ![]() Heaven In Her Arms、渾身の2ndアルバムアナログ盤です。こちらは100枚限定盤。音のレビューについてはCDの方でしたので、こちらは装丁についてって感じで。まああああああああ、あのdenovaliからのリリースってことでこれまた凝りに凝りまくってます。モチのロンでCD盤とはジャケ違いゲートフォールド仕様にカラービニール(クリアビニールに赤×黒マーブル!!!!)2枚組の超豪華盤!!!日本語、英訳の二つの歌詞付きっすわ。ちょっとお値段張るんですが、まあコレクターズアイテムとしても素敵な作品となっておりますし、アナログであのクサレ名盤を味わいたかったりな方は是非是非。一生もんだわ、これ。 |
Hewhocorrupts / Discographer(LP×2) (level plane) ¥1500 sold out ![]() Level PlaneからHe Who CorruptsのディスコグラフィーのLP盤を入荷。これまでに出したepやsplit、コンピ提供曲、さらにはライブ音源までをこれでもかというほどに詰め込んでます。音の方はもうモロにグラインドで、お馴染みのスコンスコンスネアと異常なまでにブリンブリンいってるベースに電撃が突き抜けるかのような衝撃を受けること必至。独特すぎる妙な世界観もステキ。Metallicaのジャケをパロったり、ガンズ等カバーしてみたり、曲のタイトルだったり、その他にも遊び心を忘れないところも素敵ですね。だってもう1曲目のイントロからして…。12''の2枚組み、全61曲収録。まるで嫌がらせのようなステキディスコグラフィー。 |
I Wroute Haikus About Cannibalism In Your Yearbook / Discography (discos huelga) \1300 ![]() カルフォルニアで活動していた4ピース美麗激エモバイオレンスバンドのディスコグラフィーです。ディスコグラフィーっつっても全曲コンプリートじゃないっぽいけどね。2000年中期に活動していたバンドのはずですが、デモ2枚くらいとスプリット(多分ね)くらいしかリリースないし、ガツガツ活動してるわけじゃなかったんかね。国内じゃあまり音源とか見かけないなーと思い、入荷。もちろん中身もいいですよん。音的にはI Hate Myselfのエモい激空気感とヘチョさ+Suis La Luneの浮遊感でエモバイオレンス調もプラスした感じかな。フワフワとギターの緩いリフレインが気持ちよく漂ったかと思えば、突如ツカツカツカ〜っと演奏陣爆発、泣き叫ぶような悲痛ボーカルが咽ぶ咽ぶ。大げさなまでの緩急付けっぷりも手伝って、壮大なんだけどどこか牧歌的な空気感がすんごく気持ちいいです。mid90sな激バンドとかエモバンド好きには間違いなくアピール出来ると思います。曲は(1曲除いて?)全て無題のようで、収録曲も一応untitled1、untitled2てな具合に分けられてるけど多分正式なタイトルな訳ではないはず。メンバーはその後Who Calls So Loud、Punch、Beau Navireなんかで活動中。気になれば、是非そちらもチェックおば。全12曲入り、レッドビニール。 |
Kaddish / st (international records / autumn jams / parade of spectres / this one's for the crew) ¥1200 ![]() スコットランドのバンドKaddishのフルレングス入荷。Battle of Wolf 359ともスプリット出してましたやね。そのスプリットの曲もメチャクチャ良くてかなり期待の存在だったんだけど、1曲しか入ってないもんだから大分消化不良気味でねえ。やっとこさ出た単独作、これがまたすんげえかっけえんよー。Raein、La Quieteに代表されるようなユーロ激情って多分腐るほどいると思うけど、いまいちパッとしたバンドがいない昨今、このKaddishは個人的に衝撃。まず何よりもメロディセンスがハンパじゃない。哀愁すぎるんだけど、ユーロ的というよりはどちらかというと一昔前のアメリカ激情的な哀愁メロ感。そこに枯れた音造りなんかも手伝ってか90年後期リバイバル的な臭いもかとなく感じちゃって、大興奮すわ!!激しく切なく疾走祭り。個人的にはギターの音選びが神懸かってます。Raein、La Quiete周辺好きな人にはもちろんなんだけど、Kodan Armada、Van Johnson、Textbook TraitorsなどからDaniel Striped Tiger、L'antietamなんか好きな人にも何気にオススメしたいっす。全10曲収録! |
Karoshi / Ichi (anti-corporate music, Inc. / meat cube / burnt bridges records) \1300 ![]() Karoshiってのは英語の辞書に載ってるくらい、世界的に有名な単語なんですね。まあ不名誉。そんななんで結構同じ名前のバンドが世界各地にいたりするんですが、今回入荷したのは同時期入荷のSanctionsと同じテネシー州ナッシュビル出身で、レーベルメイトでもあるKaroshiの音源です。さて。ってことで音の方なんですが、やっぱり同郷ともなると仲も良いのかどうなのか(レーベル一緒の方がでかそうだが)Sanctionsに肉薄する音でねえ。クラスト寄りのツッタカタ〜ハードコア基調。そこに激情的ニュアンスもふんだんに取り込んで奏でる空間系バリバリのミドルテンポ盛り上げパートがマジタマラン!っす。そういったパートからリフから演奏からなにから、このバンドからは男臭さというよりは男の渋み全開臭がたまらんのですよ。さらにアルバムが進むほどドラマチックに展開する様もステキ。個人的には聴けば聴くほど味が出るスルメ盤だと思います。 全10曲収録、カラービニール。同内容を収録したCDも付いてるんで、CDでもアナログでも、好きな方で聴きまくっちゃってください。 |
The Kidcrash / Jokes (denovali / ape must not kill ape / purepainsugar) \1500 sold out ![]() アメリカの超新星、The Kidcrashの12''入荷です。このバンドはもうご存知の方も多いと思います。が、入荷しちゃいましたよ。だってこれ、ほんと大好きなんだもの。去年の個人的な下半期ナンバーワン音源は間違いなくこのアルバム。凄く大雑把に言っちゃえばDaitroのダイナミクス、Ampereの展開と激しさ、Ghosts and Vodkaの繊細さをミックスさせて、そこにクソ美しいツインギターの絡みや日本人にも通ずる悲哀メロなんかとりいれちゃた感じ。しかしそれだけに終わらず、全く新しい何かを感じさせてくれるんですよね。同時期に入荷したDo Androids Dream Of Electric Sheep?なんかもそうだけど、今世界中で先人が残した偉大な作品を焼き直しするだけじゃなく、それを踏まえたうえで全く新しい進化を遂げているようなバンドやシーンが少しずつ台頭しているのを感じていて、その最有力のひとつこそがこのThe Kidcrashなのではないだろうか、と僕は感じてます。Coffin DancerやArse Moreiraとのスプリットもリリースされてるから、そっちももちろんオススメ。9曲入り。超絶名盤。 |
The Kidcrash / Snacks (denovali) \1500 ![]() はい、こちらdenovaliからのリリース、the kidcrashの2nd(正しくは3rdか?)アルバム、12''入荷でございますよ。CDはinitとかから出てるのかね。出てるよね?うん。前作から引き続きportraits of past、ghosts and vodka、daitroなどなど国も世代もまたがって通ずる良さアリアリかつどのバンドにも通じ得ないオリジナリティー爆発ですわい。そして楽曲や全体の音、ボーカルスタイルなどなど、全体的にかなりマイルドになってる印象。なんだけど、それは日和ったというよりは明らかな成長に見えます。分かりやすい派手さは減ったけど、その分、展開の緻密さや演奏のダイナミズムなんかのパワーアップぷりには度肝抜かれるよ。特に楽器同士の絡みの美しさには思わず本気でゾクゾクッとしちゃいましたわ。凄まじすぎてガチの戦慄すら覚えたよ。なんつーか、良い感じに大人になりましたねえ、て感じ。今後続けたらほんとどうなっちゃうのよ!?いやあ、このバンドは反則だから、マジで。前作から思ってはいたけど…こりゃあ人気でないわけないっすよ。頼むから日本来てくれ!必聴の鳥肌7曲入り。ちなみにCDverは今のところ取扱い予定ないです。 |
Kodiak / st (denovali) \1500 ![]() 上記のkidcrashと同じく、ドイツのdenovaliからこれまたドイツのバンド、kodiakのst12''です。にゃああああああああああ、キタコレ!!めっちゃくちゃじゃ!めちゃくちゃエエぞコレ!!音数少なああぁぁい!!刺さるって、刺さるから!音刺さるから!!ぐへへへへへ!!ていう風になっちゃうんですよ、これは。もうダメ、ほんと俺最近こういうの好き過ぎる。えーと、まず長尺です。2曲入りで40分近くですから。てことだから、かなーりのダウンテンポっぷりドローンぷり。もう一音一音が、てゆーか一撃一撃が凄まじい緊張感で襲いかかるわけですよー、んもう!んでもって超美麗だからね。見えにくいかもしれないけど、ジャケにある雪原のような物悲しく絶望的でもあるような世界観。いやあ、こんなもんマジで射精もんだから!つーか脱糞ものじゃ!単純に、暗くて絶望的でこの世の終わりみたいな音楽、つまり後期khanateとかが大好物の方には間違いなくたまらんはず。是非これで脳みその奥の奥の奥の奥の方までぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐるさせてください。近々新しい音源も出るようなのでマジ楽しみ。 |
Loma Prieta / Last City (react with protest / discos huelga / rok lok) \1600 sold out ![]() ついにきたよLoma Prieta様のフルレングスが!どれどれ、どんな感じよー、ポチッ。あ、あれ?俺Taken入荷しちゃったの?なんて最初思ったんだけど、それはほんと1曲目の最初だけね。これまた素晴らしい名盤が誕生したもんだ。メンバー変更のせいもあってかなくてか、かなり以前とは変わりましたね。最初通して聞いたときは以前のあのチープさや感情丸出しっぷりが薄れてて、そこに一番魅了を感じてたので少しがっかりしちゃったんですけど、聴きこむうちに「あれ?これ名盤じゃね?」てな感じに。変わったとはいってもストップ&ゴーの多様、多展開っぷり、メロディアスなコード感は健在で、そこにHot CrossやOff Minorなんかにあるインテンスな表現まで加わって、もう手のつけられようがないよこれ。凄い。マジでThe Kidcrashに引けをとらないよ。ていうか、どことなくThe Kidcrashっぽい部分もありな気もする。アルバム通して激しくも悲しい一つの短編映画のよう。特に3〜5曲目は連作になっていて(Torilogy 1、Torilogy 2、Torilogy 3)、これがほんとに素晴らしい。是非聴いてみてください。いやー、kidcrashのアルバム聴いたときもそう思ったんだけど単純に俺自身がこんな素晴らしいアルバムに出会えたことが嬉しいね。 最近は所謂激情にそこまでの衝撃を受けることは少なくなってきていて、まあそれは激情に限らずなんだけど。聴いても「ああ、こんなんかー」て思っちゃうことも多々あって。まあ、単純に飽和してきてるとか、色々聴いて免疫的なものもできてきた、みたいな理由もあるんだろうけど…。んで。数週間前、iPodが壊れました。液晶が割れて、画面がなーんにも見えないでやんの。でも操作自体は受け付けるので勘でシャッフル再生とかしようと思ってトライするんだけど、これが思った以上にうまくいかない。んで、最近音楽聴くときはCDやテープ、レコードを直で聴く率が100パーセント。今まで、車で音楽聴く場合はiPod繋げてチャチャッと曲を選べばすぐに音楽が流れてきて、まーーーお手軽で、出先にCD持っていく事もそう多くなかったんだけど、今はそうはいかない。出かけるときは棚からそのとき聴きたいだろうな、という音楽をじっくり考え込んで、それでも持っていける数はそう多くない。で、聴くときもわざわざCDをケースから慎重に取り出してチェンジャーにセット、変えるときはまたその作業、しかも運転中はかなり注意しないと危険。…それがなかなか最高なんですよ、意外なことに。どんだけ聞き込んだアルバムでもそれだけのことで、これがまた全然印象違うんですよ。いやいや、本当に。俺もびっくりした。考えてみりゃあ、そう遠くない昔はそれが当たり前だったわけで。神経すり減らすほど選びに選びぬいたCDをチマチマセットして、それで最高に好きな音楽が聴けるあの喜び。自分の手でやることの大切さ。意味。凄く単純なことなんだけど、違うもんなんですよ。俺がこのホームページにマイスペとかの試聴をつけないのもそういうところからだったのに(まあ詳細は機会があればまた。結構なんでつけないのかを聞かれるので)、ほんと駄目よねー、俺。まあそんなんなこんな、iPodが壊れたことで忘れかけていた「あの感じ」にまた出会えたわけです。その最中、このLoma PrietaのLast Cityという名盤に出会えて。ジャンルなんかも全然知らないまま狂ったようにひたすら良い音楽お求めてCD買いあさってたようなときはまだ通販ってのも殆ど利用したことがなくて、もちろん買うのは店頭。超絶にわくわくしながら帰宅後に即CD開封、それで聴いてがっかりすることもあれば、最高に興奮することもあり、そのどちらもが凄く刺激的だった。まだ未知の音楽に出会えることが最高に楽しかった。iPod壊れたことで上記みたいな音楽ライフを送ってた最中だったこともあって、ちょうどそんな時期のことも思い出した。最近忘れかけてた大事なことをこのアルバム(と、iPod液晶破損事件)のおかげで思い出した。まだまだアテクシも大甘ちゃんっす。最高の音楽と感覚と意義をありがとう、Loma Prieta(と、iPod液晶爆散事件)。死ぬ前にこのアルバムを聴けて本当に良かったよ。 いやはや…人間便利すぎるものに頼りすぎるのは良くないね。「そんなん考えずに純粋に聴いてよかったならいいじゃん、それで良くないのは単純にソレが良くなかったからだろ」なんて言ってダウンロードした音源だけ聴いたり、パソコンに取り込んだら即売ったり、捨てたりするような人は、はたしてその純粋さのおかげでどれだけのことを失っているのやら。やらやら。 全10神曲収録。 |
November 13th / Standstill/Weiter (behind the scenes) \1200 sold out ドイツのクラストハードコアバンド、november 13thの音源入荷。バンド名の由来は2002年11月13日に初リハだったんですとさ。んで、後付けの理由かもしれんけど、11月は最も寒い月の一つであり、且つ「13」は凶悪な数であり、両方ともバンドのサウンドに相応しい数字だ!てことに落ち着いたんだってさ。まあ、そんなわけで後付け説はともかく、これが一番このバンドの音を的確に表してるかもしれないです。 てことでこちらのアルバムは2007年発表の2ndのようですね。かっこいいすぜー。なんつったってスピーディー、エモーショナル、メロディアスと3拍子で攻めに攻めてくるからね!つーか速い!もー、ほんと速いってだけで俺の中で勝手に30点プラスされるからね。さてさて。ウチでも取り扱いあのあるalpinistなんかと比べると若干軽めの音作りでDビート丸だしにダークでメロディアスなコードで疾走しまくり燃えまくり!まあ言ってしまえばかなりのekkaiaフォロアー的存在でしょう。なのでekkaia好きな方は間違いないよ。って、他に書くことあまり無いんだよね。なんせほんとただ単純にカッコイイんだもん…レビュー失格ですが。もうこのバンドについてはほんと上記の「11月」や「13」の件やら、3拍子の件で感じとって、そして是非手にとって聴いていただきたい。シンプルにただただカッコイイことだけは保証するから!最高に熱くてダークな10曲収録。 |
November 13th / st (behind the scenes) \1300 ![]() そしてこちら、上記から続いてnovember 13thさんの3rdアルバムでございます。2008年発表とのことなので2ndの約1年後にリリースされたものなのですが、1年で大分変化しましたねー。や、ダークでメロディアスに疾走するクラスティーな基本スタイルは一緒なんですが、ツーバスをかなり前面に出してたり、メタリックなリフやロッキンなリフを織り交ぜてきてたり、細かいところで中々の変化を持たせてきてますよ。もうメンバー変わったのかな?ばり。実際前作と比べるとその辺が苦手な人もいるかもしれないけど、個人的にはその心意気を買いたいし、何よりマッチしてて普通に良い具合です。ネオクラストファンにはもちろん、もしかしたらこの結構なメタリック具合からしてshai huludやnew bornみたいな叙情ニュースクール好きなんかにも受けるかもね。ちなみに、セルフタイトルではもう1作出してるんですがそっちは2005年の作品(黒いジャケのやつ)なのでお間違いないよう。10曲入り。 |
Rumble in Rhodos / Own Me Like The City (anomalie) ¥1800 ![]() Anomalie RecordsからRumble In Rhodosの12''です。ということでこちらノルウェーものなわけですが、初めて聴いたときはSnorasとBandwagonを掛け合わせたような印象を受けました。ダンサブルなリズムにギラつく硬質ギターが2本とも、これでもかという具合に絡みまくり。そこに甲高いボーカルがいい具合にメロディーを追い、時折挿入されるキーボードやちょびっと切なげなメロディーなんかがえらくマッチしてます。SnorasからBandwagon、Nine Days Wonder、さらにはHot Snakes、Drive Like Jehuなんか好きな方にもオススメ。切なげな単音リフの絡みではBalloonsなんかも思い起こさせてくれたりしましたが、どうでしょうか?全10曲。あっちからの送料がえらく高くなってしまい、値段もかなり高めになってしまいました。申し訳ないです。 |
Sed Non Satiata / st (adagio 830) ¥1500 ![]() フランスの巨匠、Sed Non Satiataの新作を入荷ですよ。今作の発表を知って「あれ、解散してなかったの!?」ていう感想がまず出ましたわ。活動してたんだね…。てことで、音源としてはdaitroとのスプリット以来になると思います。音的にはそのdaitroのスプリットの延長線上にあるんだけど、格っっっっ段に曲が良くなってます。今までに発表してきた作品の良いとこだけを全部抽出したみたいな感アリアリ。基本的にはミドルテンポに美麗メロとタイトなリズムで進むスケール感アリ、というある意味お約束的ではあるんだけど、完成度が高すぎてそんなバンドの出す音の究極系なんじゃない?これ。正直言うとこのバンドの今までの音源はそこまでハマらなかったんだけど、これは凄すぎる。思えば初期から一貫した姿勢を貫いているバンドだと思うんだけど、今まさにその全てが凝縮した作品ですわ。長尺な感はあるけど、曲ごとのバラエティに富んでいてアルバムとしてのドラマ性もハンパではないので、全く飽きず聴ける出来にもしあがっているかと。Envyから始まってDaitro、Gantz、Amanda Woodwardなどのフランス的美麗激情好きは死んでも聴け!全8曲収録。(曲表記は5曲。) |
The Spectacle / Rope or Guillotine (anomalie) ¥1800 sold out ![]() これまたAnomalie RecordsからThe Spectacleの1st、LP盤です。ノルウェー発、His Hero Is Gone やUranusばりに重くエモーショナルに爆走する暗黒怒号系ハードコア!そこに悲哀メロディーが絡まるわ、ボーカルの歌いまわしが凄まじすぎるわで、もうとんでもないことになってます。落ちるパートではとことん落としてくれるところなんかも凄まじい。死人が出かねません。個人的には特に今作7曲目、「Mourning」の爆走と悲哀メロの絡み具合で何度悶え死んだことか…。全9曲収録。2ndの「I Fail」では1stで見せたかっ飛ばしっぷりも控えめに、Neurosis+激情ハードコアという感じで深遠まで落ちていくかのような楽曲を披露していまして、これまた凄まじいのでまだ聴いたことのない方は是非そちらも聴いてみてくださいな。素晴らしいバンドです。 |
Titan / The Chrysanthemum Pledge (react with protest) ¥1500 ![]() ドイツはReact with Protestからのリリース、Titanの12''。I Sporkeのメンバーも在籍。RaeinやJune Paikに通ずる悲愴感タップリの静のパートを組み込みつつ、UranusやZannのような重く蠢く雰囲気を基調とした爆走パートに突入していく様が熱すぎます。そこに咆哮と絶叫の中間をとったようなボーカルが乗っかり、これは嫌でも燃えてしまいますね。漢すぎ。とりあえず、June Paik好きに聴いて欲しい!!特にB面に丸々1曲収録の「Mothlike」、イントロからボーカルが入るパートにこれでもかと悶えた僕です。全4曲収録、オススメ。漢!! |
Towers / st 12'' (react with protest) \1500 ![]() アメリカはペンシルバニアの超弩級カオティックバンド、Towersの12''です。React with Protestから。The Exelarとのスプリット聴いたときからズビビッ!ときてたのでこの12''、楽しみにしてたわけですが、いやあホントこれ凄まじい。元々良かったのにさらに鬼化け。This Ship Will SinkとかIn First Personとか(両方アレ繋がりね、ステキ)をもっとぐっちょりカオティック度アップさせたような感じですが、んもー、鬼気迫りすぎ…特に全編通して挿入されてるぐるんぐるん回るフィードバックノイズの爆裂っぷりと生々しさは圧巻。上記2バンドの他にもpg99やZann、Kaospilotなんかの世界観が好きな方から、さらにはEd GeinとかRed Chordとかその辺の脳汁噴出しちゃってるようなの好きな方なんかには間違いなしですよ。個人的にはB面、特にその後半の流れ(どこで曲切れてるのかまるで分からないですが、おそらく9〜11曲目)は神懸ってるモノを感じます。全12曲入り。 |
Traktor / Sequence The Sequence (apocaplexy records) \1200 ![]() こちらもThe Monaco Heartattackと同じく、ドイツのApocaplexy Recordsから入荷。スウェーデンのバンドです。いやあ、これもう激情っつーかガレージロックっつうの?めちゃくちゃいいわ。切れのいいギターに無骨なルートを走るベース、シンプルで骨太な8ビートでの疾走ドラムなんかが超ロックしちゃってますよ。それでいてウチでも仕入れるんだから激な匂いもあるわけですよ。分かりやすくも捕えずらく怪しげなメロディのリフとかはまさしくそれ。これは誰でもノレちゃうんじゃない?もうジャンルがどーとか深く考えず、ただただ聴いてほしいっすねえ。腰に来る12曲入り。 |
Tristan Tzara / st (tdd records) ¥1500 ![]() tdd recordsからドイツのTristan Tzaraの12''入荷。stとか書いてるけど、これは今は手に入り難い同バンドのCD「Omorina Nad Evropom」の再発盤です。数レーベルでの共同リリース。俺の大好きなLouise Cyphreのメンバーも在籍していたってことで、もうそれだけでもヤバいのは分かるでしょ?Louise Cyphreと比べるとそこまで多展開でズドガーン!といくわけじゃなくて、むしろストレートな展開でメロディの良さを前面に出しつつ、古き良きあの時代の刺さるような激テンションで突き抜ける楽曲が最高です。無理矢理言うならRaeinや初期La Quieteなんかのイタリアものがキレッキレに、て感じかな?しかも女性ボーカル。始めてこの事実を知った時はぶっとびましたわ、引き裂くような絶叫ボーカルヤバすぎっすから。ワンサイドピクチャー仕様で、音源入ってない方に施されたシルクスクリーンもマジクール。是非余すところなくご堪能あれ。9曲入り。 |
Unquiet / This Is Darkness Descended (Behind The Scenes) \1200 ![]() ドイツのダークネスネオクラスト?バンド、unquietの音源入荷です。これまたアルバムタイト通りの暗黒サウンド展開しちゃってますわ。深く歪んだギターで重苦しいリフをずんずくずんずく掻き鳴らしながら、ダウン〜ミドルテンポで重厚に突き進むリズム隊がバッチグーっす。遅めなDビートが気持ちいいやね。さらにおもーい咆哮タイプのボーカルが乗るあの感じ、分る人には分るはず。いやあ、やっぱこういう音はドイツ産が一番好きな俺です。同じくドイツのjune paik、battle of wolf 359、alpinist等好きな人はマストです。10分台の曲も数曲あるんですが、ミドルテンポの旨味を知る人ならばツボな具合に気持ち良く聴けるはず。てか、そこがこのバンドの一番の醍醐味だと思うので、苦手な人も気になれば是非聴いていただきたい。6曲収録です。 |
Violent Breakfast / Nient' Altro Che Tempo (sons of vesta) \1500 sold out ![]() Sons of VestaからViolent Breakfastの12''入荷。あれなんですよ、ほんとはCDの方を再入荷しようとしてたんですよ。そしたらなぜかこれが来ました。なぜ!?まあ紹介しちゃうけどね!音のほうのレビューはCDの方で書いたからよしとして。本筋の方の曲もいいんだけど、個人的には細かいギミック、と言うのか分からないけどそんなのも凄く好きでして。最後の曲が終わった後に挿入されるエレピかな?のメロディとかジャケットのデザインとか。そこら辺のセンスが凄く良い。次回作が出るのならその辺のセンスをさらに推し進めたものだったりするといいなあ。とまあ、そんな個人的願望。12''は歌詞カードがシルクスクリーン仕様でこれまた良い感じ。8曲入り。イタリア人を侮るな…! |
June Paik & Titan / split 12'' (react with protest) \1500 ![]() ついに出たこの2バンドによるスプリット、React with Protestから。いやあ、待ちに待ってましたよこれ。個人的に両バンドの前作を取り扱っちゃうくらい大好きなわけだし(宣伝込み)。つか、June Paikがさらに凄まじいことになってます。前作までもシリアスすぎるほどにシリアスな曲調で随分と切り刻んでいただいたJune Paik様々ですが、今作でのさらに恐ろしいまでの落しっぷりといったら…もう怨念じみたものすら感じてしまいます。Neurosis顔負けか?ってほどの暗黒っぷりを身につけて帰ってきちゃいましたよ。今までよりもスローパートを前面に押し出しつつ、それでも突き抜けるように加速する動のパートでも磨きがかかってるので全体的にヤバすぎ。今後がマジで恐ろし楽しみですよこれは。対するTitanですが、個人的には正直前作の方が好きだったかな?前作での良い感じの未完成感が大好きだった自分にとってはですが…ちょっと垢抜けちゃったかなあ、と。それでも完成度は上がってるんでこちらが好きな人も多いのはず。総評として思ったのは、両者ともまだまだ発展途上というか、まだまだ数段上にいけるバンドであろう、ということ。そういう意味では通過点的なスプリットなのかな?とも感じました。と言った感じで、両者とも吹き荒れる恐ろしい砂嵐の中、死に物狂いで一筋見える希望に向かってにじり寄るような命懸けの壮大な世界観を展開。June Paikが2曲、Titanが1曲のそれぞれが長尺な計3曲収録です。 |
VA / The Emo Apocalypse (react with protest) ¥1600 sold out ![]() ドイツ、React with Protestからリリースのコンピ12''です。全バンドが1曲を平均30秒の勢いでひたすら駆け抜けているという、マジでステキすぎるこのコンピ!片面に41曲(プラスオープニングトラック1曲、これが一番長い!)が収録されていて、その間約20分。中には普段結構長尺な曲やってるバンドがガチで30秒勝負してたりするのもあるし、ほんとナイスすぎます。このLPでしか聴けない曲を多数収録しつつ、どのバンドも本気モード全開。収録バンドはCease Upon The Capitol、Khere、Loma Prieta、D Amore、Her Breath On Glass、The Birds Are Spies They Report To the Trees、Kias Fansuri、June Paik、Enoch Ardon、Cagliostro、Louise Cyphre、Trainwreck、Architects、A Fine Boat That Coffin、Ten And Two、The Walls You’ve Built、Balboa、Only For The Sake Of Aching、Belle Epoque、Catena Collapse、The Critic、Manhattan Skyline、Am I Dead Yet、Petetheepiratesquid、Alegory Of The Cave、Antithesis、Towers、Funeral Diner、I Spoke、Escapado、Violent Breakfast、Monocycle、Arse Moreira、Pyramids、Suis La Lune、Kurhaus、Orbit Cinta Benjamin、A Day In Black And White、SL 27、Mr Willis Of Ohio、Van Coselという、物凄いメンツ。一家に一枚置いておきたい名コンピですね。 |